こないだフィリピンから持ち帰ったややこしい技術のワークショップを終えて、近くのお店でご飯を食べていた時のお話。
うちに来てくれている人たちはそれぞれみんな面白い人たちで、それぞれが持ち寄った武術のお話などをしてくれました。
中には実演もあり、各々が目指している方向の道すがらの研究結果を発表してくれたりして、とても痛そうだったり痛そうな人を見ながらご飯を食べたりするのは大変面白いことでした。
そんな物を見たり、またなんかある流派は偽物であるとかあの流派はねつ造であるとか詐称であるなんかの話が流れてきたり、そして我々の武術は気功を中核にしたものであり、気功とは性的エネルギーを活用するものなのでかならずまじめなセックスの話になるのでそんなことをきちんと話したりしていました。
そのね、セックスと生命の話をきちんとするというのはものすごく重要なことです。
それが出来ないお調子者とかへたくそがもうダイレクトに下品な言葉を使ったりして他のお客さんに迷惑を掛けたりするとかがあるとね、それは本当にダメですよこのへたくそが! 修行せい!
そんな訳で、私もさりげにギリギリのラインを攻めながら昔の人が言う極意の外三合というのは、実は現代日本人の常識からすると外四合なのだという話をしましたところね、その場にいた例の整体名人が、その理論は正しいということを整体の観点から言ってくれましてね。
特化した学問の専門家が自前の領域から擦り合わせてくるのもまた大変に勉強になり、それをみんなの前で公開できたのはとても良いことであると思いました。
そんな流れの中でね、古典のヨガと性的エネルギーやアジアの身体感のことを話していたところ、何かの拍子にそれらに伝わる印の話になりまして。
日本での印はどのあたりからやってるのだろうみたいなことになって修験道の話になりまして。
修験道や陰陽道と大陸の仏教、道教との歴史的な相関関係にことが及んだ時にね、そういえば役小角ってどのくらいの時代の人だ?
ってとこがキーポイントになってきたら、その場にいた数人が一斉にスマフォでそれを調べ出して。
武術の稽古をしてご飯食べながら痛いことして悪ふざけして色話をしていたむくつけき男たちが、歴史の真実を知りたくて一心にその場で携帯で探索をしているのね。
その景色がね、私が来たかった場所なんだなあと思いました。
みんなが学問が好きで、真実をたどろうとそれぞれの生き方で追及していて、そういう志のひとびとがその時その場で自分の人生で求めて来た結果を集めてより先に向かっている景色な訳です。
私が長い間一人でやってきた活動の結果がね、ちゃんといま人にこうして人に届いているのだなあと思いました。
そんな訳でね、外四合は、外三合+ブラジャーとパンティです。