日本のバーリ・トゥード系格闘技の黎明期について、あまりにもモンキー・ビジネスに過ぎて大衆がカモられていたということを書きました。
そしてその頃の反知性主義がそのままいまの日本の劣化に繋がっているとも書いています。
今回はそれより少し前、Kー1の時代からの格闘技界についてこのような証言を目にしました。
もう、メチャメチャですね。
何しろ主催の空手団体所属の日本人選手が、コーチから打つように勧められたという話をしています。
ラグビーやフットボールについては特にそうなのだというのですが、国際的なコンタクト・スポーツの世界ではこれはもう、レギュレーションで禁じていなければ当たり前のことのようですね。
実際に、こちらの動画でもフットボール選手上がりの大型選手の使用について語られています。
当時はフィジカルに優れた選手が興行の性質もあってよく来ていたのですが、まぁドラッグの使用が判明した選手が出てきています。
中には薬を抜いてから参戦している選手もいるそうですが、驚くくらいに身体が縮んでいたそうですね。
若い頃に固唾をのんで試合を観ていた選手たちが、あっちもこっちもストロイド選手だったということを知るのは正直非常にがっかりします。
どうしても、人生を掛けて強くなって来た人、という尊敬の条件が消えてしまいます。
しかし、あれから20~30年経って、いまの日本格闘技業界を観れば、結局は大衆が望んでいたのはただの質の低い殴り合いに過ぎなかったのだなあということも理解でき、本物の競技などは求められて居ないのだということが良く分かります。
そういうモンキー・ビジネスだったらね、やっぱり見せるためにもドーピングはするでしょうね。
いま、彼らが経営するジムが非常に増えていますけれど、結局はそういう人達です。いかがなものかと思いますよ。