本日、無事一通りの稽古が終了した模様。
ものすごい数のサヤウをひたすら反復し、ディスアーミングを一回りこなし、そして27動作という恐ろしい長さのサヤウを最後にいただきました。
後は自分で勉強してゆけという指導を受けました。
日本ではどういうスタイルのアルニスがあるんだ? と訊かれて、私の周りではモダン・アルニスとPTKが盛んだと答えました。
すると、あぁ、あれか、と言う感じだったのですが、「あと、JKD」と言うと「なんだそれは?」と言うので「アメリカン・スタイルです」と答えると「あーあー」と首を横に振っていました。
やはり、国技の継承者としては少し遺憾があるという表情でした。
まぁアメリカの創作スタイルは別として、日本の現在比較的盛んなPTKやモダンなどのスタイルが、練習内容においてタピタピやパラカウという組稽古に力を入れるのに対して、ラプンティではひたすらにサヤウです。
そういう意味では、非常に孤独なスタイルです。
人同士のコミュニケーションの要素が薄く、ただ自分のストライクを磨いてゆく。
もう私も手首が腱鞘炎を起こすんじゃないかというくらいひたすらバストンを振りました。
そういう意味では非常にプリミティブなバストン術なのかもしれません。モダン・スタイルとはまったく違う物として、このような物に遭遇できたのは非常な行幸でした。
中国武術の南進の結果としても、大変に貴重な物です。