続・武縁が無い 1・分かれ道
前回まで、この夏に接した武縁が無い人にインスパイアされた記事を書いてきました。 あの記事を書こうと思ったきっかけは、もう一つの出来事があったからです。 それは、十年ほど連絡をとっていなかった昔の弟子からの連絡でした。...
View Article続・武縁が無い 2・理解
前回のつづきです。 昔の弟子からいまやっている格技に対する相談を受けて、身体を壊さないようにしてあとはコーチの言いつけを守っておやりなさいとしか言うことが無かったのですが、技術に関してなお相談を受けたので、ならば全部否定すると言うことを言いました。 これは、彼の道の半ばまでには私が力を与えたと言う責任を感じても居たからです。...
View Article続・武縁が無い 3・自覚
前回は、例外的に伝統の身体哲学のアプローチで総合格闘技でも偉業をなした偉人がいることを書きました。 しかし、それをまねて内に来ても、それはやっぱり認識が間違っているので武縁が無いのだということも書きました。 なぜ武縁が無いのか。 目的が間違っているからです。 彼らが求めているのは結果であって、そえは我々が与えられるものではありません。...
View Article気質と内臓
相変わらず、学問の日々を送っております。 最近は、古い武術雑誌に目を通すことも増えました。 自分の見識が広がった分、見えてくることも変わっているはずですからね。 その書見の中で案の定また興味深い記事を見つけることが出来ました。...
View Article予想を超えた個性派女優さん
すごく面白い人が居るのだなあと思ったことがあります。 その方は女性の俳優さんです。 現在は退団されたそうですが、宝塚の男役をしていた方だと言うのですけれども、私の凡庸な想像力が描いたのとは全く違うタイプの方です。 と言うのも、この方は宝塚でおじさん役を極めたと言われていて、モヒカン刈りの用心棒とか角刈り頭の車夫とかの役ばかりしていたというのですね。...
View Articleワクチン体験記
先日、二度目のワクチンの接種が終わったと書きました。 接種日の前後は運動での疲労を避け、夏の激しい日差しによる日焼けも可能な限り避けようとしていました。 というのも、日焼けは体内でも起きており、日に焼けた筋肉は攣りやすくなるからです。 先にも書いた通り、私の五臓では心臓の気が強いと言われています。 強い分、大量に発動して消耗されてしまう。...
View Article日々の行
ワクチン接種後数日、外仕事の休みを取っておりました。 熱が出た場合に備えてのことで、枕元に電解質飲料やアミノバイタルなどを用意し、食べ物も支度しておいたのですが、熱自体はまったく上がりませんでした。 ですので近所に食料の買い出しなどは行けたのですが、そうするとどうしても日ごろから愛用しているキャリステニクス用具のある公園、通称キャリステニクス公園の脇を通りすがることとなります。...
View Article二人のディーバ
毎日テレビを観ない代わりにラジオを聴いて暮らしている私ですが、先日、普段あまり聴かない人気歌姫の放送に耳を傾けていたら、ゲストにあるR&Bシンガーの方が出ていました。 メイン・パーソナリティの女性は姉御肌の先輩シンガーに相談するような形で話を進めていたのですが、その中で非常に興味深いやり取りがありました。...
View Article反ワクチン主義者の実存
ワクチンの接種を終えて、ようやく髪を切れました。 一年以上ぶりに美容院に行くことが出来ましたよ。 そこでそのことを美容師さんに話して、だもんで頭がめちゃくちゃな状態で申し訳ないですが一つよろしく頼みますと言ったのですが、そこから転じて彼女は「マスクをしてない人、なんなんだろう」ということを言いました。...
View Article推手仕合の話
また、昔の武術雑誌の記事からのお話です。 台湾で修行をされていた八卦掌の先生の文章に、非常に興味深いことが書いてありました。 台北の二・二八和平記念公園は、台湾の大きな公園の例にもれず幾つもの武術グループがあったようです。 その中には当然、太極拳のグループが沢山見られたのですが、それら練習する人たちの中で「太極拳のことならあの人の聴け」と言われるほど有名な方が居たそうです。...
View Article推手仕合の話 追記
前の記事で、現代武道と言う物は特定の権威を背景に、一定のお約束を設けてその中の物差しで価値を競争するということを書きました。 実は、伝統少林拳にも特定の権威と言う物は存在します。 それは、お釈迦様でしょう。 宗派や会派、ましてや門派の内の権威ではなく、釈尊のディアーナの故事を規範とし、禅の行として個々の向上を図ると言うのが少林拳の本質なので、お釈迦様が権威となる物だと思われます。...
View ArticleCOVID下でのメンタル・ヘルス
有名アナウンサーがラジオで言っていたのですが、現在の日本では成人の50パーセントが鬱病だというデータがあるそうです。 大変に興味を惹かれたので原点を知りたかったのですが、いまにいたるまで不明のままです。 しかしソースは不明ですが、これはいかにもありえそうな話だと私は思っています。...
View Article9月1日に思う
今年も9月1日、防災の日が来ましたね。 関東大震災の時は怖かったと、大正生まれの祖母から聞かされたことを思い出します。 同じく東京大空襲、226事件など、昔の怖かったことの話を彼女はよく聞かせてくれました。 ちょうど先日、横浜にある震災時に多くの人が火事で亡くなったことを慰霊する碑の前を通りすがったばかりでした。...
View Article新世界へと向かう時代に
百年前のスペイン風邪の時は、ちょうど世界大戦と時期が重なっていました。 そのために多くの国が国内情勢を機密としていたため、正確な数字はいまに至るも不明なのですが、当時のパンデミックはおよそ二年から四年の間続いたと見られています。 およそ50人に1人が死亡したとも言われます。...
View Articleフェスについて 1
これから書くことはね、本当なら避けたかったことです。 書くことが辛いし、書いてあるように認識していることが辛い。 そして、そこにある選択をしていることもとてつもなく辛い。 ですが、前に書いた通りにすでに50パーセントの成人が鬱病下にあると言われており、正気の人間の方がマジョリティとなっているこの環境の下では、こうしたことも書かなければならない。...
View Articleフェスについて 2
前回から続いて、ロック・フェスについてのお話です。 そのイベントには、大物パンクバンドも参加していました。 彼らのことはデビュー直後、私が中学生の頃から消費していました。 うちの部屋の壁には彼らのポスターがいくつも貼ってあります。 フロントマンは間違いなく天才的なアーティストで、彼が時々ラジオに出て話をするたびに、私の心には大きな影響が遺りました。...
View Articleフェスについて 3
前回までは有名な大規模フェスについて書いてきました。 ここからは、その後に行われた悪名高いHIP HOP、ブラック・ミュージック系のフェスについて触れたいと思います。 このフェスは当日開催中から出演アーティストによってリークが行われました。...
View ArticleThey don't care us
先にも書きましたが、今回のCOVIDは結果的に始まりになると思われます。 自然災害は今後より悪化するし、その結果さまざまな感染症が流行することになります。 ニュー・ノーマル化で分断が激化して対立や差別、不正の暴露に階級間の闘争も増えることは現状においてもすでに問題化されています。...
View Articleトーク・オブ・ザ・フェンサー
先日、オリンピックに出場していたフェンシングの選手のお話をラジオで聴きました。 私はテレビは見ないし、オリンピック開催にも反対だったので中継は一切見ておらず、その選手のことも初めて知りました。 フェンシング自体には昔から興味があったので、お話は大変に面白く拝聴いたしました。 なにせ、私は元々アーサー王伝説や三銃士などが好きでフェンシングをやりたい少年だったのですから。...
View Article雷のお話
以前に中国では雷というのは大地の中の陰の気が天に昇る現象だと捉えると言うことを書きました。 先日、たまたまラジオに気象庁の学者の先生が出ておりまして、雷についてお話されていまいた。 そこに届いていたリスナーの方からのメールに、雷が下から上に上がるのを観たと言うケースがあり、ちょうど私が関心を持ったお話だと思って興味深く聴いた次第です。...
View Article