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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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やっとここまで

 ようやく、自分の抖勁に納得がいくようになってきました。 抖勁と言うと一般には太極拳の物を想像される方が多いかもしれませんが、それとはまた違います。 某台湾の元工作員だった先生が、最後にやっていたという物です。 私の中でも、それが最後の段階となっています。 初めてそれを見て体験してからもう十五年か十六年か。 ようやくここにまで至りました。 私の中では、これが最後の勁です。...

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受容と拒絶と人格と

 五臓六腑と言いますが、この言葉はそれぞれため込む役割を持った臓とそれに対応した物が行きかう場所である腑を現しています。 対応していると言いましたが、数がそろいません。臓が一つ少ない。 これは、臓器の一つである心臓に、心包という腑があるからだと言います。 実際、経脈にも心包経という物があるのでこれはメジャーな存在です。 それなのに、なぜ六臓六腑と言って心包を仲間に入れてあげないのか。...

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チベットの方法

 最近、前にもまして日々が早く過ぎ去っていっているように感じます。 これはおそらく、潜伏期間で待機しているという認識があることと無縁ではないのでしょう。 本当は今年、またタイに修行に行き、見識を深め、そして新しい生活に踏み出すつもりだったのですが、現在外国に行くことはできません。 そしておそらくは、もうできない、に近いのではないかと思っています。...

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読み解きアラート

 今週(昨夜)、東京アラートが解除されました。 知事は解放度合いも3に進めるとのことであるようです。 緊急事態宣言解除から二週間たち、潜伏期間から発病期に移るころ合いで、都内ではこの三日間は毎日20人以上の感染者の発覚を記録しています。...

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学歴社会と愚かさの関係

 前回、ずいぶんと厳しく日本の大衆社会について書きましたが、今回はその部分について少し掘り下げてみたいと思います。 まず、なぜ日本がそのような大衆社会になったのか? という疑問、あるいはなぜそのような大衆社会だとお前は思うのか? という疑問についてです。 日本は先進国で、大学進学率も高いだろ? そんな思考能力の低い大衆の国な訳がない、と言う疑問を感じる人が居てもおかしくない。...

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思考能力とポピュリズム

 私がフィリピンの情報を得ているソースの一人の人に、マニラで働いているユーチューバーの方がいるのですけれども、この方、元々は日本でソシャゲーという物の草創期に開発をしていた方だそうです。 その後、欧米、アジアで海外生活をしてきて、のちに十一億持ってマニラに移住しており、向こうで移住の相談に乗る情報を発信してくれていたりしています。...

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いま再び、エスクリマの過去と未来について 1

 世界が現在の状況になり、経済活動を再開させるための空虚なパフォーマンスとして東京アラートという物が用いられ、なし崩し的に世の中は経済中心に戻って行きつつありますが、うちでは相変わらず通常レッスンは行っていません。 もうしばらく、ニュー・ノーマル化の中での感染者数の増減を観ながら、個人レッスンに限って再開をしてゆくかもしれないという風に見ています。...

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いま再び、エスクリマの過去と未来について 2

 ドセ・パレス時代に、バストンというフィリピン武術を特徴づける発明が生まれます。 練習に使うラタンの棒です。 もちろん、練習で怪我をしないための道具です。 以前にここに書いたREINAさんはあれを分かりやすく「竹刀」と表現していました。 剣道が刀でなく竹刀を使うための技術にシフトしていったように、エスクリマにも同じことが起きます。 やがてドセ・パレスはお家騒動を起こして二派に分裂します。...

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いま再び、エスクリマの過去と未来について 3

 古典の剣術エスクリマ、バハドのエスクリマについて書きましたが、バハドと言うのは元々ドセ・パレスという12の派の中での内輪もめから生まれた物です。 つまり、全体の中ではごく一部でしかない。 では、他の剣士のエスクリマはどうなったかというと、いまでも土着で行われているらしいのです。 これが家伝系であり、中には子孫から「いまどきこんなことやってらんねえよ」と言うことになってしまった派も多いそうです。...

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認識【差し込み記事】

 先日の火曜日、頭を丸坊主にしました。 先に試算したとおり、このままだと下手をすれば日本が集団的免疫を獲得するのに約三世紀かかりかねない。 一方、ワクチンの開発は来年の頭を想定していると、ドゥテルテ大統領に引き続き日本の総理まで言い出し始めました。 どうやら北米やイギリスの製薬会社でそのような動きがあるようなのです。...

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いま再び、エスクリマの過去と未来について 4

 土着の家伝剣術、アップデートして変化したバハド系、フィエスタでアップデートされた剣術系と言うフィリピンにおけるパラダイム・シフトについて書いてきましたが、これとは別のもう一つの流れがあります。 それが、ゲリラ戦のエスクリマです。 実は、これがフィリピンにおいては背景として切っても切り離せない物で、現在でも彼らはいつでも戦乱が起きると言う中で生きています。...

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いま再び、エスクリマの過去と未来について 5

 私が学んだラプンティ・アルニスは、元々セブ島のカブルナイ家に伝わる土着系剣術だったようです。 これが、中興の祖であるフィルモコン・カブルナイ先生によってアップデートをされたのは、どうもドセ・パレスの時代の前後であるようです。 ドセ・パレスの人々が復興活動をしたのと同じように、フィルモコン先生もセブ島各地や、ネグロス島などに渡り、剣士の家を巡ったそうです。...

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いま再び、エスクリマの過去と未来について 6

 フィリピンという国の歴史と共に変遷してきたエスクリマいついて書いてきましたが、ここでもう一方から目を向けたいのが、歴史に干渉し続けて来た外国人の存在についてです。 もともと、スペインの支配からエスクリマは始まりましたが、ナショナリズム的な視点からは、海戦でマゼランを戦死させた族長、ラプラプが最初の名誉アルニスダー(エスクリマドール)だとみなされています。...

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本物の武術は旅なのだ、という話 1・フィリピン

 ネットの世界を見渡すと、まぁ偽物武術が沢山目に付く。 実際のところ、九割以上は偽物だと言ってもいいと思います。 それも当然、本物は十年、二十年やってようやく一人前の後継者になれるかなれないかという世界で、おそらくは私でさえその世界では若手からちょっと中堅よりになりかけたくらいの世代。 だとすると、そんなにネットに情報を出していない人も多いだろうし、そりゃあ本物は少ないですよ。...

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本物の武術は旅なのだ、という話 2・ブラジル

 先日ね、私が書いているここの記事を読んで、ブラジルに住んでいる和尚さんからメールが来たんです。 その方がね、私にある先生の本をレコメンドしてくれました。 私の学問に繋がっているのではないかということです。 その通り。 その先生については、私は以前から意識をしていました。 というのも、私の研究は仏教武術、海賊武術を調査するという物であり、その中心にある軸は師父になった蔡李佛拳です。...

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本物の武術は旅なのだ、という話 3・インド

 ブラジルの和尚さんのお勧めをきっかけに、とうとうインドの身体文化に手を付けてしまいました。 と、行っても習うわけではなくて書見だけです。大甘。 書籍を二冊購入。経費はおよそ一万円。 部屋にこもっている分の経済への還元よ、届け。どこかに。 まずは、比較的ボリュームが少ない方のインド武術の本から読み始めました。...

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本物の武術は旅なのだ、という話 4・ケララ

 前回、パラシュラーマが海に斧を投げたことによってそこにケララ州が出来たという伝承を書きましたが、これ、民俗学的には英雄が海を開拓して州を築いたという解釈が出来ます。 ケララとはヤシの地という意味だそうですから、何か植物を活用して水をせき止めたりあるいは埋め立てをしたのかもしれない。 斧は金属の象徴で産鉄を意味していて、その業務周りで結果海が埋め立てられたのかもしれません。...

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本物の武術は旅なのだという話 5・タイ

 ラーマ王子とはどういう人物かと言いますと、これはインドでも最大クラスに有名な叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公である英雄王子です。 彼の物語はあまりに広く知られていて、インド文化圏のみならず中華文化圏、東南アジアにまで時に形を変えて広まっていると言います。...

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本物の武術は旅なのだ、という話 6・海賊海域

 もう一度、原点のケララ州に目を戻してみましょう。 この地は、元々タミル人の地だったと言います。 タミル人というと思い出すのは故大山総裁が著書の中で世界で最も優しい民族であるから滅んでしまったという大ウソを書いていたことです。 彼等タミル人は、ケララの地にてドラヴィダ人が訪れる以前から武術を行っていたと言います。...

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生業と仕事

 福沢諭吉翁が遺したという、福沢心訓七則というのは、あれは偽作なんだそうですね。...

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