エリザベス一世は、別名を処女王と言われていたそうで、その名の通り子供がいませんでした。
そのために彼女が亡くなると王朝が滅んでしまいました。
そうすると、前に書いたメアリ・スチュアートの国である、スコットランドのスチュアート朝が取って変わります。
この時の王はジェームス一世と言う人で、当然ですが王権神授性を信じていました。
そのために横暴な税を課して支配をしてゆこうとするのですが、それに反乱を起こしたのがカルヴァン派の人々です。
なにせ彼らは労働と貯金を信奉する資本家たちです。神の名のもとに無理やりな税金を次々に取られてはたまらない。
そこで彼らは、イギリスを捨てて新大陸に移住を決行します。
それが最初のアメリカ移住者です。
彼らのことをWASP、ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタントと言います。
国を離れられなかった人たち、そしてそこまでお金がなかった人たちは、その後、イギリス国内で反乱を起こします。
これをピューリタン革命といいます。ピューリタンとはプロテスタントのことです。
これによって、イギリスにも資本主義の体制が始まりました。
ここまでの流れがアメリカの始まりまでのエピソード0です。
資本主義、魔女狩り、東洋への進出など、ここで私が触れるべき要素が沢山入っていたことがお判りになると思われます。
次回から、ようやく本編を開始したいと思います。