全身を、勁で満ちた巨大な球とするというのが蔡李佛のコンセプトなのですが、最近私は以前に書いたように胆経が開き、背中の伸びも良くなっています。
それによって全身の球度合いがとても強くなりました。
外周の方では無くて、丹田周りの大きさがだいぶ広がるようになった感じです。
胴体全部が勁の球の芯として膨れ上がっているように使えます。
イメージとしては、あらびき団に出ていた風船太郎さんになったような感じです。
こうなってから、平拳という套路がとても面白くなりました。
もともと重要な套路で、我々鴻勝館から独立した北勝館ではうちから抜いた三つの套路を練っているそうなのですが、そのうちの一つが平拳です。
この平拳、飛び上がったり低くなったりと派手な套路なのですが、風船太郎さん状態でこれをやります。
そうしても、勁が切れないようにして行うというのは中々に難易度が高いし、出来ればとても強く練られます。
とても面白いし気持ち良い。