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体内に働く力を捕まえる

 タイでの修行でまず、鑿と槌で人を打つ練習をしています。

 これらはコーンとリムと言って、被雷した樹でしか作られないと言う物です。と聞きました。

 槌というのは、広東語だとチョイと読みます。パンチの意味です。

 まさに我々のため道具と言った感じです。

 そして鑿であるリム。

 このリムを人の身体に当てて、それをコーンで打つことで威力が体内に浸透してゆきます。

 これは我々の武術での鞭槌の感じに似ています。

 このような理論の下、体内にあるセンと呼ばれる経絡に威力を届けるのです。

 上手く行くと大変に体内の気の働きに影響がでます。

 が、いや、これはやってみるととても難しい。

 表面をなめってしまうのは論外なのですが、中に効かしてもそこがセンが通っているところかどうかは中々わかりません。

 触って確認せずにいきなり道具で行くので、力の流れの所在が不確かです。

 これが使いこなせるようになったら、他のカンフーや気功もより感覚が鋭くなって、他者の気の流れにも敏感になれそうな気がします。

 しかし一方、最近は精の運用の気功もしていて、どうも内気功の練功に偏りがちになっているように自覚します。

 やはり瞑想をしっかり行い、外気功で外の世界と繋がって自我を薄れさせる習慣があった上での様々な技術であることを見失わないようにしたいと思います。

 

 

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