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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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スクワットへの道

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 プルアップの強度が強すぎて週一に頻度を減らして、代わりに別のメニューを投入できるようになったのですが、そこで浮かび上がってきたのが、スクワットです。

 もともと、コンヴィクト・コンディショニングを始めたころは六つの種目全部をやっていました。

 しかし、ステップが進むほど負担が強くなるので体力と関節の回復が持たないため、一年目はこれだけにしようと絞っていったのです。

 後から考えると、ブリッジとハンド・スタンド・プッシュアップは特に総合性が強いため、基本が出来てからにするのが正解だということがわかりました。

 とはいえ、残り四つを全部やっていたのかと言うとそういうわけでもないのです。

 プッシュアップ、プルアップ、レッグレイズの三種目だけです。

 すなわち、腕立て、懸垂、腹筋。

 これ、基本の体づくりであるのは間違いないのですが、一つ決定的にかけているところがありますね。

 そう、脚です。スクワットをやっていない。

 もし私が人に勧めるなら、コンヴィクト・コンディショニングはスクワットとレッグレイズとプッシュアップを推します。

 二年目からプルアップとブリッジ。

 それらが出来てからハンド・スタンドです。

 なのになぜ私がスクワットをやっていないかというと、脚が悪いからです。

 20代の時に半月板をすり減らし尽くしてまともに立つことも難しなって格闘技を引退、その後、カンフーで少しづつ健康を取り戻して膝関節に頼らない立ち方を学ぶことでまともに歩けるようになってきたのですが、それでもランニングをしたりはできません。

 できないので、運動不足にならないよう代わりにベンチプレスを始めたくらいのもので。

 コンヴィクト・コンディショニング初期には一応スクワットも試してみたのですが、脚に体重を乗せないステップ1はよかった物の、ステップ2でやはり膝にダメージを感じたので中止しました。

 なにせ去年膝の関節包が破けて死にかけたくらいの物で、非常に膝の扱いには慎重になります。

 しかし、このトレーニング・システムには救済措置がありました。

 それは、ふくらはぎを鍛えることで脚の腱が鍛えられて膝関節が保護されるということです。

 この話を知って以来、ひそかにカルフレイズをしてきました。

 普通に100回。慣れてきたらセット。さらになれたら片足で。

 そうやって、虎視眈々と20年に渡る膝関節の不調を覆してやろうと狙っていたのです。

 膝さえ治れば私はまぁ無敵みたいなもんだ。

 無敵と言うか、自由自在だ。

 そして、それが可能であるとわかれば、私は自分がそれを着々と成し遂げるということを知っています。

 この先の人生で行ける場所を増やすために、これはぜひに挑みたい目標でした。

 雌伏の日々を経て、とうとう今夜、スクワットに再挑戦しました。

 まずは無理せず、ステップ2のジャックナイフ・スクワットからやり直します。

 これを10×5セット。

 それで異常が出なければ、次のハードルの20×2セットに進みたいと思います。

 20が2できれば、いつの日か100まで出来るかもしれない。

 100できれば、フル・スクワットを100まで出来るかもしれない。

 現役時代の私は毎日スクワットを1000やっていました。

 プロレスラーに負けまいとして同じ数をこなそうとしていたのです。

 それで多くのプロレスラーと同じく膝を壊したのです。

 なので1000は愚行だとしても、100できればもう健常な状態とほぼ変わらない。 

 そこまで自分を回復させることが出来たならどれだけ良いことでしょう。

 そうなったら、さらにまたこの旅を推し進められます。

 肉体の不自由を、また一つ離れて自由になれる。

 明日の状態が楽しみです。

 もし膝が痛くてダメだったら……。

 またカルフレイズに戻りながら、別の手段を考えましょう。


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