カマラ・ハリスさんについて、余談をいたしましょう。
彼女の母親は南インド出身のタミル人だそうです。
そして、お父さんはジャマイカ人。
つまり、アジア人で黒人種でラテン系という、ものすごい複合的なルーツをお持ちです。
アメリカでは、黒人種よりラテン系が多い。
トランプさんが南米との入口になるメキシコ国境に壁を作るというのは、露骨に人口比率の操作に直結していたということです。
ちなみに、アジア系の比率は5%。
というようなことは実は今回どうでもよろしい!
大切なのは、彼女が南インド、タミルとジャマイカの血を引いているということです。
ラーマヤーナからインド武術のルーツを探る特集をしていた時に書いた通り、まさにインド武術の中興の地が南インドであり、それを支えてきたのがタミル人です。
アジア武術のルーツと、レゲエの遺伝子を引いている!
重要なのはそこです。
そこじゃないけどそこです。
私が武術の師父という立場から世界情勢を書いていることの意図の一つに、武術ということをとっかかりに世界を認識するということを覚える人を増やしたいということがあります。
識を得るための手段です。
世界の在り方を理解して、そこに現実に生きると言うことのきっかけにしたいという意図があります。
仏教やタオが武術を、世界への認識能力を高める手段として用いて来たと言う伝統的な考え方に由来しています。