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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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功のある身体

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 基本的に私は体重を測らないのだけれど、去年久しぶりに測ったら79キロになっていました。

 おぉー、76くらいかと思ってたら少し増えたなあ、と思いながらその後、キャリステニクスに精を出していたら83キロ超しました。

 あららら。

 今年に入って、キャリステニクスの土台もだいぶ出来てきたので、メニューを絞って自分の練功に良さげな物を選択して行うようになりました。

 これが実に効いて、おなかもへこんで肉体のバート・レイノルズ化がだいぶ進みました。

 どれ、これは見た目が良くなったから痩せたかな? と先日久しぶりに体重を測ったら、86キロ越えていました。

 さらに増量!!

 そして、筋肉重量は61キロ以上!!

 つまりは、体重61キロ以下の人は、全員確実に私より筋肉量が少ないという訳です。

 だってその人の全体重分、私は筋肉があるんだもの。

 人間一人分だもの。

 元々筋肉が付きやすい方ではなく、食べ物もあまり入らない体質の人間としては、だいぶ頑張ったことだと思います。

 でね、じゃあ体脂肪が少なくて70キロ台くらいの人と私が力を比べたら、単純な筋肉量では変わらなくても、私は筋力は強いと思うのですよ。

 筋肉量も増したのだけれど、筋力そのものの発力度が高いタイプのトレーニングをしてきましたので。

 および、ある筋肉の力を引き出すための東洋的身体練功を積んで作った身体ですので。

 バスケット・ボール選手のように走り続けたりは出来ませんが、力士のように短期的に大きな力を引き出すタイプにはなっていると思います。

 ランニングやスイミングではなくて、片手で鉄棒にぶら下がって作った身体ですので。

 というか、懸垂しながら90キロ近くなっていくって珍しいタイプだなこれ。

 同じ90キロ近いマッチョでも、たぶんほとんどの人はウェイトは出来ても懸垂は不得意だと思うのですよ。

 これが、やはり功夫や気功の東洋的練功法で作った身体です。

 自分自身を自由に活かすための肉体の作り方をしてきました。

 私はこれをいま、フリーダム・ボディ・エクササイズと呼んでおります。

 で、ですね。

 そういった西洋的な単なる筋肉量とは違う作り方をしたこの身体、先日老師と功夫(五祖拳。海賊のやっていた福建鶴拳の類)の対練(組み稽古)をしたところ、力で圧倒されたのですね。

 老師、もう還暦で体重なんて50キロくらいです。

 単純な筋肉量が老師全体よりもある私が、正面からの力比べでヒーヒー言わされて腕が上がらなくなるほどにされてしまう。

 これが上に書いた力の出し方なのですよ。

 私だって他の同じ体系の人よりは力が出る。

 でも、その部分の功をさらに積んでいる老師はもっと出る。

 これなんです。

 これを発力、あるいは発勁と言います。

 中国武術の身体操法の一大特色です。

 これを追求したいから、私は他の格技や武道を捨てて、中国武術に専念したのです。


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