ここのところ時々書いている秘伝を授かったとき、とうとう求めていた物に手が届いた、と思いました。
これで求めていた形で多くの人が助けられる、と思ったのです。
世界一貧しい大統領こと、ホセ(ペペ)・ムヒカ大統領は、ワールドカップで反則を犯した自国の選手が返ってきたとき、自ら飛行場まで迎えに行って彼を抱きしめたそうです。
それは、選手を非難する人々は多くても、貧しい環境からサッカーで成り上がり、世界の花舞台にまで上り詰め、もちろん反則はいけないのですが最後まで勝利に食らいついていった彼の姿勢に敬意を表したからです。
私自身、周りには何も持っていないひどい環境の子供たちがたまっている場所にいた一人でした。
そのような場所で育った人間が、まともに大人になるのは大変に難しいことなのです。
南米諸国ではそのような子供たちが自己救済をするための手段としてサッカーが定着しているそうですが、実際にはブラジルなどは一般のプロ選手は大変に薄給で生活は大変なのだと聞きます。
もちろん日本は南米ではありませんし、私はサッカーの指導をしている訳ではありませんが、似た形の援助が、少林拳で出来ると思ったのです。
これまでも、暴力的措置を必要としている子供たちにそのための手法を指導することはありましたが、正直それでは上手くいっても緊急避難にしかなりません。
より根源的な、本質的な救済手段を求めていたのです。
今回私が至った答えがあれば、それが可能かもしれません。
もちろん私に、物質や経済、名声や虚栄心などの面での救済が出来るわけではありません。
私に出来るのは、精神の土台となるものです。この現代社会でまともな人間としてきちんと立って生きるための核心を分けることです。
今回見つけた物によって、それが出来るようになりました。
多くの人の心や生き方を自由に出来ます。
少林拳は動く禅、瞑想です。特定の宗教やごまかしのスピリチュアル、オカルトなどに傾倒することなく、自分が自分として生きる根幹を作ってくれます。
ただの闘争の手法や、体育会系的なしつけでもない。
静かで穏やかな物で確固たる物を自分の中に作ってくれるものです。
これを必要としている人々に届けてゆくことが出来る。ようやくその段階に至れました。