先日、ツイッターで空手の先生の発信が流れてきまして。
そこには「日本人の幸福度と愛国心は低い。これは敗戦が理由だ」ということが書いてありました。
絶望しました。
やっぱり、空手はダメだなあ。
日本人が愛国心を持ちづらくなったとしたら、それは敗戦が理由なのでは無くて開戦が理由なのでは?
侵略戦争でもなんでも勝っていればそれでいい、利己的な成功が収められれば幸せになれるし愛することができるという考え方、さもしいとしか言いようがない。
こういう人間が先生と名乗って、人にものを語っている。
それも、大日本帝国が掠奪した琉球王国の文化を。
やはり空手はダメだなあ。
結局のところ、私の思う悪しき権威主義の象徴のような存在だ。
文化盗用、歴史改竄、侵略肯定、それらを集団的ナルシシズムとしてひとまとめにしている。
実におぞましいことだ。
こういう、真実を大声で塗りつぶして物事を「そうであった」ことにしようとする連中が、いまもどんどんこの国を権威主義国へと推し進めて行っている。
民主性は、各人の責任と真理欲求によって成立している。
空手が日本武道であるというような陰謀論者の団体が幅を利かせている以上、この国で本当のことが尊重される日は十いのではないかと絶望した。
私も、昭和の頃に空手をやっていた身として、いまはもう少しましになっているのではないかと期待したのだけれども、あの業界は相変わらずその調子の右翼的風土が存続されているということなのだろう。
もう少し話の分かる人間がいまは増えてきているだろうと期待もしていたけれども、これではまったく話にならない。
困ったものだ。