学校がテスト休みに入りました。
朝の時間にゆとりが出来たため、目を覚ましてからまずお湯を沸かすようになりました。
それから内功の瞑想をします。
すると、ちょうど一回り周天気功が終わった頃にお湯が湧いているといことに気が付きました。
もう少し長いような気もしていましたし、短いような気もしていたのですが、そうだったのですね。
この小周天を終わらせると、熱い白湯を汲むことができます。
猫舌の私には熱すぎて飲むことは出来ないのですが。
少し冷めるまでを待たなくてはならないとはいえ、とてもゆっくり時間を過ごせているように思います。
ゆっくり過ごすということは、ある種の瞑想的状態の入口となります。
瞑想的な精神状態のことを、現代の用語では変性意識と言ったりするそうですが、有名な太極拳のゆっくり動作や、少林拳の慢練などはこのシステムを活用したものでしょう。
また、おなじくゆっくりとした時間の流れを演出するお能でも「異界の扉が開く」と称して幽玄の世界に至るということがあるそうで、これもまた変性意識への以降だと解釈ができます。
この状態を、日常から常に働かせる。
これが中国的な、元神感覚の回復であり、気功や中国武術の核心に関わる部分です。
それに、そういうのは風流で良い。