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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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血瘀

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 マンガ家の、鳥山明先生が亡くなりましたね。

 原因は脳を包む強膜にあったと言われています。

 脳というのは、頭蓋骨の下に、強膜、くも膜、軟膜と言う三つの髄膜によって守られています。

 これらの間で外傷が発生すると、そこで出血が起きます。

 そうして溜まった血によって、脳が圧迫されてしまうのですね。

 まれに、自動車事故でエアクッションに挟まれてなくなってしまう人が居ましたが、そういった状況で本来は守るべきものによって圧迫されて脳が損傷されてしまうことがあります。

 ということは、鳥山先生は何某かの外傷を負っていたのかもしれないということが憶測されました。

 メカ好きでバイクが好きな人ですから、事故にあったのかもしれないし、飲酒時に転んだのかもしれません。

 恐らく、直前に突発的なことがあったのではないかぎり、特定は難しいことでしょう。

 というのも、脳がダメージを受けた後、いつそれが症状を現すかはいまの医学では不明だとされているからです。

  私も、平均的な人の人生何十回分ものダメージを脳に受けて来ました。

 ばんたび殴られて来ましたし、バイクの事故も1シーズン一度のペースで起こしていたころもあります。

 そのようなダメージを受けてお医者に行くと、一応写真は撮ってくれます。

 そのうえで決まって「現状出血は見られないけど、いつでるかわからないよ」と言われるのです。

 何ヶ月後、何十年後かは分かりません。

 その時のダメージから血が出るのです。

 そして場合によっては、上に書いたようなことが置きます。

 グローブで殴り合った後に、入浴をしたりアルコールを飲んではいけないというのは、そのような出血や脳の炎症を招くことがあるからなんですね。

 私は一時期、アルコール中毒でのダメージも大きかった。

 いつ死んでもいいからいまのこの苦痛から楽になりたいを思って飲んでいました。

 鳥山先生は、重度の喫煙者だったと聞いています。

 それが脳のダメージにつながったのだろうという説も浮かんでいます。

 ノーガードで相手のパンチを避けまくるリングの芸術家、モハメド・アリも中年期からアルツハイマー症になりました。

 脳に受けたダメージが、このようにアルツハイマーにつながることはとても多いそうなのですね。

 このような、外からの負担によるダメージの痕跡を東洋医学では血瘀といいます。

 血瘀は怪我が治った後もその場に残り続け、累積されるとどんどんその大きさをまして行って、全体の不調の原因になりえます。

 まともな人生を送りたいと思うなら、無理な負担はかけない方が良さそうですね。


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