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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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悪いところ

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 突然ですが尾籠な写真を失礼いたします。
 怪我の類の画像のため、ご不快に思われる方は退避ください。
 
 こちらは、カッサと言う療法を受けた私の背中です。
 もとはやはり中華気功の療養法で、蒲甘(カンボジア)などではコインなどで体をこするという物だったそうなのですが、こちらで受けたのは歯の無い櫛のような専用の道具にてです。
 オイルを塗ってその後でひたすらこするのですが、悪いところが特に赤くなるのだ、と聴かされました。
 やはり、解毒作用のあるものだとされているようです。
 私の場合はチネイザンの時と同じく肺の辺りが顕著だそうで「タバコは吸う?」と訊かれたのですがノースモーキング、ノーアルコールです。
 それを言うと「じゃあ大気汚染のせいだな」と言われました。確かにタイもまた大気汚染がひどい。
 バンコクと中国からのPMが来ているので、肺をやられた人が旅の途中で帰国するのも見ました。
 しかし、チネイザンでも実地で学んだ感情と気の関係からすると、私の悲しみの気が鬱滞するのは肺とされているので、そちらでの解釈も一つ。
 そのようにして肺の気が弱ると、消衰や疲れやすさにつながると言うことです。
 私はいつも疲れている。
 中国武術の思想では、それはそもそもが本末転倒です。
 疲労や消耗を避けて健康になるのが武術なので、練習のしすぎは良くない。
 疲れている時に無理に練習をしても良くない。
 穏やかで快適な状態をいつも内側に保てることこそが目的です。
 悲しみによる生命の消耗は長いこと私の人生の課題となっています。
 それは自分で選んだ生き方の結果なのですが、大変に不便なのもまた事実。
 いつかいまよりもバランスが良くなれば、支払ってきたこの不便さも少しは改善されるかもしれない。

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