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内側から身体を換える

 今日の都内練習は、タイから帰国して以来ちょこちょこ入れているキャリステニクスをまた少しやりました。

 本日やったのは、身体の内側がしんどいのだけれども、それによって定力と勁がすぐに強くなると言う物。

 その段階ではまだ精度が上がるだけなのですが、やり続ければそれによって体自体がその勁力を強く出せる身体に育ってゆくので本当の意味での練功になるという物です。

 うちの練習はみんな、こうやって内側から身体を作り変えていくという物です。

 身体を変えて行くことをとっかかりに、自分が世界を感じる感性を変えてゆく。そうなれば、心の在り方も変わるという考えをしています。

 練習が終わっての帰り道、有色に何を食べようかと思っていました。

 本日は私自身の練習はしなかったので、せっかくだからきちんと休養を摂る日にしようかと思って、いつもよりエンタメ感高めの食事を楽しもうかと思ったのですが、焼き肉はちょっと体が濁る気がする。

 ラーメンは食べない。

 となると、カレースタンドによって、もうトッピング全盛りくらいの傾奇き飯を楽しもうかと思ったのですが、気づけばホウレンソウとキノコのカレー、ライス半分を食べていました。

 自分でもビックリ!

 やっぱりどうも、タイでの修行生活から、身体が澄んだ状態を維持したがっていて、濁るような食べ物を望まないようになっているようでした。

 穀物に野菜と言った、昨今のフィットネス界ではあまり推奨されていないタイプの食事がとりたくなります。

 それどころか、またエンタメ食し損ねた。じゃあ何かスイーツでも、と思っても、いまはマンゴーパフェよりマンゴーだけの方が食べたくなります。

 乳製品は、肉ほどではないにしてもやはり少し控えた方が良いと気功ではされています。

 肉と野菜と言うフィットネス食から、ご飯と野菜と言う古典的な食事にシフトしても、別に太ってはいないどころかむしろ体形は良くなっている気がします。

 これはやはり、キャリステニクスによるホルモン分泌の変化も関係しているのでしょう。

 そのキャリステニクスも、やりすぎは禁物なので一日数分程度まで。

 というか、そんな一時間も出来るような物ではない……。

 その数分、数十分程度さえ、毎日は禁止されています。

 自分の人生をささげて消費するような取り組み方はしてはいけません。

 そういうところが、やはり伝統思想に付随する身体操法なのでしょう。

 お釈迦さまも、過剰な苦行を否定するところから悟りを得ました。

 私たちの気功の大師も、生活を犠牲にするようなやり方をしては意味がないと言っています。

 自分のライフスタイルを得るための行為なので、自分が自由で幸せでないといけない。

 焼き肉はあまり食べたくなくなってしまってますけど、マンゴーは前よりももっとおいしく感じられる気がします。

 身体が美味しいと思うものと自我が欲しいと感じる物が一致するのは、大変に幸せなことであるように思います。


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