鉄牛耕地をするときは、一分かけた方が良いか? という質問を受けました。
鉄牛耕地とは腕立て伏せのことだと思ってよいです。
つまり、超ゆっくりの腕立て伏せのお話です。
さすがにそれは負担が大きすぎるのでしない方がいいですと答えましたが、私は実はそのやり方を習いました。
それどころか、慣れたら下すに一分、上げるに一分と。
いまの私の見解では、そのようなやり方は身体が出来てからやった方が良い。
いきなりは刺激が強すぎる。
はじめは筋肉を鍛えるのではなく、関節や腱、靭帯を作るところから始めて行って、それから力の流れを鍛えていくのが良いと思っています。
その過程で、養生功や洗髄功などをして体を変えていく。
じっくりと時間をかけてそこまでの下地づくりをしてから、ようやく筋肉を鍛える段階に入っていいと思います。
という訳で、それまでの間にお勧めしたいのが鉄牛耕地の代わりに伏虎功です。
これは腕立て伏せのように上下運動を伴わず、固定したままじっくりと体内に利かせてゆく方法です。いわばとろ火でじっくり中まで焼くというような感じ。
現代のフィットネスではプランクと言われています。
キャリステニクスでの呼び名は「タイガー・ベント」。
伏虎をそのまま直訳したのでしょう。
この伏虎功、肘をついたヴァージョンと手のひらでやるのがあり、また名前も伏虎のほかに臥虎功と呼ぶ派もあります。
私はもうおりまぜて、片方でやっていて辛くなったら姿勢を変えてまた辛くなったら戻してという風にやってよしというスタイルでやっています。
でないと、内側より先に腕や手首などが疲れてしまって肝心の胴体内部に利かせ切らないことがあるからです。
アメリカのフィットネス界では、数年前にプランク30日チャレンジという物が流行りました。
これは数日ごとに休日のあるカレンダーにしたがって、二日ないし三日ごとに30秒づつ追加されるメニューで毎日プランクをしてゆくというプログラムです。
実は私も現在試しておりまして、本日は3分の日でした。
残すところ1週間ほどで終了で、最後には5分やることになります。
フィットネスの考え方では、これでおなかがへっこむってことになってるのかなあ?
それともシックス・パックに?
調べてみたのだけど、どうもこのチャレンジに成功したという人が見つかりません。
大体、腰を痛めて挫折したり、腹筋の成長が追い付かなくて途中で降りたりしているようです。
キャリステニクスで腹筋を鍛えながらやっている私、はたして最後まで持つでしょうか。
もしどうしてもだめになったら、途中で上に書いた伏虎功のやり方で姿勢をシフトします。
これ、30日チャレンジのルールでは認められている方法のようです。
いまのところ、とにかくひたすら苦痛という感じなのですが、まだどこかを悪くしたりはしていません。
果たして最後にどこに行けるのか。夏に向かってかっこいいボディになれるのか。
楽しんで日々を進めてゆきたいと思います。