師父から、100人に施術を施したら次の段階のことを教えると言われて、毎週コツコツと行ってきているのですが、それがようやく90人を越えました。
ここまでやってくると、確かに最初の頃とはだいぶ違う物が感じられるようになってきているように思います。
モニターを務めてくれるのは九割以上が女性なのですが、男性同士道場の仲間とやっていたのとは違う体格の幅があります。
ほとんど運動をしたことがない人も居れば、プロの凄腕ダンサーもいらっしゃいます。
筋肉の癖や基礎的な体力がまったく違う。
それらの多様な肉体の状況から、一貫した力の流れや機能を読み取るのは、確かに数をこなさなければ出来ないことなのでしょう。
ウクライナ人からキューバ人、アフリカ、ペルー、中国の人と、人種を越えるとさらにこの幅は広がります。
そういった中で感じたのは、現代日本の社会においては、多くの人が神経の負担を抱えているということでした。
肉体的な力とはまた別に、神経系の疲労を抱えている女性が多い。
そういった悩みを見つけると、私も出来る限りのことがしたいので感情と臓器に繋がる気の流れをさかのぼって、そちらへのアプローチを試みます。
気の流れは当人の生活習慣で改善されるところが多いので、日常でやっていただきたい気功のレクチャーもします。
そのようなことをしていくと、何やら自分のスタイルのような物が出来てきたように思います。
身体の不調に触れて行き、そこに繋がる気の流れをさかのぼって神経の問題と心の悩みに向かってゆくような取り組み方は、普遍的な人生の改善手段として役立つのではないかなあと思っているところです。