本日は、朝にしているダンスの自主練でガチャンという動作の練習をしました。
これは、私の好きなアフロ・キューバンのダンスで行うもので、まぁいわば基本のステップの一つです。
基本のその場でのステップがあり、次に習うのがガチャンです。
その後には慣れないと難しい移動のステップがあります
その場と移動は踊ってる時にも移動するという都合上必ず使うのですが、ガチャンはもうちょっと格好のいい、見栄えのよいステップです。
ただ、行わないといけないというものではありません。
でも、何かやっている感があって見栄えがよい。
そこで、私はこれを封印していて、いままで使ってこなかったのです。
まだ基本がうまく出来ないうちに、手っ取り早く格好がよく見えることを覚えると自分の成長のためにならない。
何かやってる感が簡単に得られてしまうと、それだけで何かやってる気になってそれ以上の本当のことをしなくなってしまうかもしれない。
そこで、封印したのです。
もう……五年? 六年? いやもっと?
その長い間、毎週フロアで踊ってきていると言うのに、使ってきませんでした。
もうとにかく、私は基本をひたすらやらないと上物に目を向けられなくて、ダンスの先生にも「もう基本はいいから」と言われるくらい一人でいつまでもやっていました。
これは恐らく、子供の頃から武術をやっていたからでしょうね。
新しいおもちゃを欲しがるように次から次へと人の物を欲しがるのではなく、自分の大切な一番の根幹をいつまででも追求し続けて作ってゆくということが習い性になっている。
でね、そのガチャンに関して少し得るところがあって今朝試してみた訳です。
かっこいい……。
めっちゃうまく見えるじゃん……。
いや、実際地力が上がってるから前より上手く見えるわけですよ。当然。
この、技術としては封印しているあいだにもそれに用いる土台は磨き続けてきた、ってことがとても重要だったようで。
ようやくファストな小手先のガチャンじゃなくて納得のいくガチャンになってこれた気がしました。
つまりね、飛んだり跳ねたり振り回したりしてる暇があったら、本物の土台をしっかり練るのが大切だ、といういつものお説教文章です。