最近ね、体調が戻ってきました。
基本一年中、気功のおかげで生きてるだけで気持ちが良い。たぶん何かホルモンが出ているんでしょう。
しかし、これがおおよそ、クリスマスのころから松の内を超える辺りまで、毎年低下します。
いわゆるバイオリズムというヤツなのでしょう。おそらくは月齢と関係があるのだと思います。
不調の時期は、片頭痛がしたり疲れやすさが増したりするのですが、何よりもただ生きているだけで幸せだと言う状態でなくなるのが大きなところです。
平素は何もしないでも生きているだけで美味しい物を食べたみたいな気持ちでいられるのですから、
それはその状態が途切れたら大きいに決まっています。
逆に言うと、その幸せが命とつながっている時期は、別に何もしなくてもそれだけで充分だという気持ちでいます。
生きてるだけで丸儲け。IMARU~。
その気持ちのまま、学問をし、功を積み、人に伝えていればそれで御の字の人生なのですが、私の中のどこかに、終わりとして想定している部分が存在していました。
たぶん私が誰にも愛されずに生きてきたからなのでしょうが、誰かと愛し合うと言うことになったら、
この暮らしは終わると思っていました。
生きているだけで満足している、というのは独り身ならよいのですが身を固めたら中々そうはいかないのではないだろうという固定観念です。
なのでそれまでの間に旅をして学問を続けていき、どこかでその旅が終わると想定していました。
でも、終わらない……。
誰にも愛されない……。
この生活をして何年になるでしょうか。
五年? 六年?
その間にも、次々と色々な人が現れては、これまでの人生と同じように軒並み裏切ってゆきます。
そのたびに反動としてなのか私のゴールへの根拠のない思いは強まっていたのですが、終わらない……。
そうこうするうちに、自分が想定していた旅先にはたどり着いてしまいつあります。
当初想定していた目的地にはもう着いてしまいます。
さてこれからどうしようと、ずっと考えていました。
結局、旅を続けることにしました。
フィリピンでグランド・マスターになっても、別の流派の先生を紹介されてしまいました。
タイで原点にたどり着いたと思ったら、そこからまた別の先生や流儀を紹介されたり、大師のおひざ元への道が開けたりしてしまいました。
目標を果たしたと思ったら第二部が始まったみたいなお話です。
なので今後は、これまでにたどり着いたところを足掛かりにさらなる深みを求めてゆくことになりそうです。
今後は、これまでのような目標は無し。
ただ行けるところまで道をたどってゆくばかりです。
おそらくは、その道のりが我が人生となるのでしょう。友よ。