今回の渡比において、まず感じたのが町のきれいさでした。
フィリピンと言えば道中にゴミと言われていたのですが、それが消えていました。
聞いてみれば、ドゥテルテ大統領が法令をだして浄化したのだそうです。
いまでは道の端々にゴミ袋と箒が置いて有り、定期的に清掃がされています。
前回に来た時はストリート・チルドレンと野良犬が姿を消していましたが、今回はそこまで進んでいました。
強硬ではありますが、これは明確な効果が出ていました。
下手をすると、もはや日本よりきれいです。
さらに聴くと、街の治安も相当に向上しているそうです。
それらに驚きながらジムに行き、今回最初の練習を経ました。
そこで分かったことがいくつかあります。
まず驚いたのが、グランド・マスタルがアーニス・フィリピネスを離脱していたということです。
これで、私の国家認定のグランド・マスターになるという目的がいきなり終わりました。
なのでこれからは、私は元国家認定六段どまりマスターです。
それでも今回の修行で、すべてのテクニックを学べると言うことは分かりました。
その中に、エンプティ・ハンドも含まれていました。
本日もそれを習えたのですが、いや、それがモンゴシと似ている。
グランド・マスタルは日本で私が彼のグループのグランド・マスターとなってみんなにこのテクニックを教えてやるんだ、と語ってくれたのですが、モンゴシは絶対教えるな、と言います。
でも、それとよく似たエンプティ・ハンドは教えていいといいます。
結果、エスクリマの徒手部門を持ち帰って生徒さんに伝えると言う二年前に失敗した物にいま成功することが出来そうです。
やはり、執着してはいけないですなあ。
タオの流れに乗ってゆくと色々不思議なことになります。