ちょっと気になったことがありまして。
アメリカで、いま各地ロックダウンが始まっています。
感染者数が大変上がっていて非常に大変なことになっています。
特に、LAとNYの二大都市がとても厳しいという情報をよく目にします。
気になったことというのは、アメリカで昔、核戦争対策のシェルターがはやったという話です。
この数年では、ゾンビ対策のシェルターがあるなんてジョークも目にしました。
これ、根も葉もないジョークではなくて、もともとアメリカの中西部ではハリケーンが通るのでそのための対策としてシェルターを作るという文化があるのですね。
食料や農作物、必要な農具などを入れるための地下室というのを作る風習があるんだそうなんです。
それを業者が比較的定額でバージョンアップして、何かあったときに長期間暮らせるシェルターとして改築していたんだそうなんですね。
実際、ひどいハリケーンなどですと一月以上地下のシェルターで暮らさないとならないこともあるでしょう。
それでですね、こう言った地域っていうのは、いわゆるバイブル・ベルトですね。
トランプ大統領の支持者の人たちのエリアです。
農本的な質朴な暮らしをしているクリスチャンの人たちが多い。
対して、ロスとNYは都会人のエリアで、ヤッピーが多くて自由主義者が多い。先進的な思考を得ているほど、反トランプ主義になります。
これらの人たちの地域は、人口密度が高くて自給率は低い。
そしてロックダウン。
アメリカの見果てぬほどの農地を持つ農家の人たちは、シェルターがあってトランプ大統領を支持しています。
これは、おそらくトランプ大統領二期目あるんじゃないかと思いました。
調べてみたら、案の定支持率が上がっているそうです。
大統領はいま、毎日会見をして国の状態についてとっくりと話しているそうです。
ロックダウンされた人たちはもちろん、全米の人たちが彼の公式発表を頼りにするしかない状況です。
不安感の中で、必然支持率は上がります。
ウィルスが収束に向かったとしても、その時には経済的な危機が次の課題となっています。
この時にはアメリカ・ファーストが頼りになるという有権者は当然多いことでしょう。
一方で、ほかの候補者たちはこの状況下でかなり活動が制限されていることでしょう。
なんというか本当に、世の中というのは何が起きるかわからない。
歴史というのは、こうやって大いにうねってゆくのでしょう。