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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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道の上に居る

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 外出自粛環境下で出来る、様々な身体操法についてこのところご紹介してきております。

 ついては、色々な他の方の動画をご紹介したりしていますので、色々な方が挙げた物を見て勉強したりということをしているのですが、その中で大変興味深い物を観ることがありました。

 それは、ダイエット向けトレーニングをやっているチャンネルの方の動画だったのですが、その中で主催の方が、自重トレーニングに関して語る、という物でした。

 すべての自重トレーニングが私の行っている物と同じタイプではないのですが、ダイエットのコーチがどのような意見なのかと見てみました。

 その方がおっしゃるには「自重トレーニングに関しては自分は興味がない」とのことでした。

 その上で言うには、トレーニングはあくまで手段なので、わざわざ効率の悪いことをする必要はないとのことでした。

 その人のたとえ話では、目的地に移動するには新幹線を使えばいいということで、そこを歩いて行こうと言うのが自重トレーニングだ、だそうです。

 なるほど。

 大変に納得のいく話です。

 確かに、ダイエット専門家の視点から見るとそういうことなのと思いました。

 ウェイトを使って短い時間で大きな負荷をかける方が確かに効率がいいかも知れません。

 その考え方は正しい気がします。

 一方、その結果で関節は傷む可能性が高い。

 リバウンドもしやすい。

 そこまで考えるなら、自分の足で歩いて旅をするのはそれで良いところがあります。

 そうすれば、自分自身が成長します。

 関節も強くなるし体力もつくし運動神経も発達します。

 そしてその経験を通して、人として善い存在に向かってゆける。

 私が勉強させてもらっている自重トレーニングのコーチ、ポール・ウェイド先生はいつも、キャリステニクス(自重トレーニング)は時間をかけてゆくのが良いのだと著述しています。

 それが自分自身を生涯に渡って善き道を歩ませることになると言っており、正気を保たせるとしています。

 そのような人生の道筋を持てるということ、魂に滋養を与えてくれることが、自分で道を歩くトレーニングの大きな収穫です。

 生涯一書生。これは禅の言葉です。

 学び続けることを自分の道とする喜びこそが、私が求める身体操法の大切な要素です。


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