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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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キャリステニクスについて

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 中国の方のようです。

 いかにも体重が軽そうなので、こういうことが出来そうですね。

 私とは大違い。

 しかし、私が目指しているのはこういう世界なのです。

 片手でぶら下がって瞑想が出来たら、何か感じられるものがあるはず。

 そしてそういう自分になれているのではないかと思うのです。

 それを目指して週に二日、懸垂をして日々を送っております。

 片手でバーを掴み、もう片手で自分の手首をつかむアンイーヴン・プルアップをもう九か月近く行っています。

 じき十か月になる。

 そして、おそらくは一年が過ぎたとしても、やはりまだ片手での懸垂には届かないでしょう。

 しかし、着実に強くなっています。

 以前とは比べるべくもないくらいに強くなっている。

 ウェイトを持たない筋トレで、果たして強くなれるのかという議論は巷間耳にするところです。

 私自身の感想から言えば、それは可能です。

 中国武術における鍛錬でも、刀や槍のような重りを使って自分を鍛えますが、同時に徒手でも身体を鍛え続けます。

 拳術や内功などはそのようなものです。

 そして、それらが中核となって生物としての在り方が変わってゆきます。

 極端な例ですが、人間というのはバイクの事故で頭を打っただけで、あとはトレーニングをしなくても筋肉や骨格が原始人のように成長したりすることがあります。

 成長ホルモンの分泌に変化が起きるからです。

 このホルモンを精と呼んだりします。

 コンヴィクト・コンディショニングのコーチ、ポール・ウェイド先生も、刑務所内の粗末な食事だけ摂って、プロテインなど摂らなくても、成長ホルモンさえ出れば肉体は成長すると言っています。

 私が大して食べ物を摂らないのに80キロ越えなのもきっとそこに関係があるのでしょう。

 気功の理論や、ウェイド理論によらなくても、ウェイトを使わないトレーニングで筋力を強くすることは可能です。

 どうやって負荷を高めるのかというと、それはフォーム、姿勢を純化させることです。

 中国武術でも、正しいやり方を教えられ、厳格にそれを守ることで、内側の力が鍛えられてゆきます。

 それは姿勢に伴う力とはまた別です。

 その力が得られた後なら、あとは別に姿勢が崩れていても、ある程度その力は使えます。

 力を練るために必要なのです。

 これが技と功の考え方の違いです。

 練功法は、ただできるというだけにとどまらず、より厳しく正しいやり方を追求すると、どんどん負荷が強くなり、体が強くなります。

 やっているのは、同じ運動、同じ回数でもです。

 それが飽和したら、次の運動に進めば良い。

 その繰り返しで、いつか私も目標の場所にたどり着くことでしょう。


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