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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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七月のアンイーヴン・プル

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 このところ、気温が高いのでアンイーヴン・プルに問題が出ています。

 事前にどれだけ洗って手首をタオルで拭いても、やってるとすぐに汗が出てくる……。

 そして、ぬめって上手く出来ない。

 こういうときには対策して出来ることをするのが正しい道の進み方。

 そこで、まず一つ目としては朝いちでやることに。

 これで汗をかく日中前に1セットは出来るでしょう。

 夕方とか夜はたぶんもう無理。

 セット数が落ちた分は、代わりにリバース・グリップのホリゾンタル・プルをして上腕を鍛えることにしました。

 これ、体質が分かれるそうですよね。懸垂の時のグリップ。

 一般には逆手の方が簡単で上腕に筋肉が付きやすくて、順手は力が入りにくいと言われていますけど、それはもともとの体質次第であって、私などは順手派に生まれついたために逆手の方がやりづらい。

 そこでこれまで全部順手でやってきたのですけれども、まぁこの機に上腕も鍛えられるなと思った次第です。

 そう。

 鍛えられるな、と。

 目標はワンアーム・プルアップなので、そこに行くためには総合的にしていかないと課題があるはず。

 それが分かっていれば、しばらくアンイーヴン・プルが出来ないこともまた、活用が出来る訳です。

 と、思って二週間ばかりで新たな危機が。

 ……朝一から汗で滑る……。

 汗腺がもう開いてしまっとるわ……。

 確かに、鉄棒のためのグリップを強くするグローブやプロテクターはある。

 しかし、それを使ってはプリズナー魂にもとる……。

 フィットネス業界の商業主義に踊らされて現実には存在していない力をさも得たような気になっている見せかけだけの甘やかされた男になりさがるのでは……心の中のポール・ウェイド先生に見下される。

 力不足で見下げられるのは正当なことだとして、卑劣な軟弱ものだと見下されてはなるまい。

 だから……いぼ付きの作業軍手まではセーフにならないでしょうか?

 ダメか、そうか。

 それに、そういう物でやるのはプリズナー魂の問題以外にも、危険なんだ。

 結局は実際に自分の肉体に宿っていない行為を道具の力でさせているので、関節や腱が耐えられる保証がない。

 故障の元で、とくに肩なんて傷めやすくて治りづらいから単純に危険でもある。

 プラス、紫外線のもらいすぎで筋肉の張りが狂って毎年おなじみの夏プラトーまで来てしまった。

 そこで、 もうアンイーヴン・プルは夏の間はいままで通りすることはあきらめよう、と思いました。

 代わりに、汗で落ちるまでの間、フォームだけは守って回数より一度の強度でキープ。

 あとはもうホリゾンタルで上腕の季節にしよう! と、思っていたところ、グローブが駄目ならソデでどうだろう?

 と思い当たりました。

 ソデです。

 あの、日焼け止めのためにソデだけのソデが売っているじゃないですか。

 昔のモーニング娘。みたいな奴。

 私は外仕事なんで夏場はこれがないとすぐに日に当たりすぎ、陽の気の摂りすぎで偏って熱もっちゃうから、必ずつけてるんですよ。

 これをね、普段は外して懸垂してるんですけど、着けたままだったらどう?

 と思って一回試してみました。

 結果、フツーに出来ました。

 という訳で、ソデです。

 キャリステニクサーの皆さん、夏場のアンイーヴン・プルはソデでした。


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