以前に師父にお会いした時「あんなことをしていては中国に利するだけだ」ということを言われました。
アメリカの基盤が揺らげば、それだけ牽制力は衰えるのですから当然です。
しかし、Jアノンの連中はそんなことも分からずに、中国に敵対するにはトランプだ、などと言っています。
分断をあおる大統領を掲げるほど集団としての力は分割されるというのに。
トランプさん自身も国連において「それぞれ小さな国家を運営すればよい。世界平和のために連合するなんて辞めた方がいい」と本質を否定する発言をしているくらいです。
巨大な独裁国家に対して、先進国が連合しないということは、当然牽制力を失うということです。
そんな当たり前のことさえJアノンの連中には分からない。
戦力を分割してはいけないと言うのは戦略の基本だと言うのに。
そして結果、本日1月7日、このようなことが起きてしまいました。
現地レポーターの話では、4日くらいからすでにトランプ支持者が群れをなして徘徊をしており、ただならぬ雰囲気が漂っていたと言います。
ワシントンDCではトランプ支持者は5%しか居ないそうで、多くが外部から訪れた人々だと見られています。
それらの人々によって、ただ買い物をしていたり犬の散歩をしていたりする現地の人々が威嚇されたり罵声を掛けられたりしているそうです。
この事態はトランプ大統領が煽った物だともいわれており、選挙日に恐れられていたことがここに至って現実化したともみられます。
現地では現在外出禁止令が出ており、多数の市民が怒りの声を挙げていると言います。
ホワイト・ハウスが外部から攻撃を浴びると言うのは、第二次独立戦争の米英戦争の時以来だと言われており、このような攻撃による民主主義の否定は国体及び理念そのもの否定だとみなされています。
また、このような白人優位主義者の専横に対して黒人種の人々たちからは「あれが我々だったらとっくに全員射殺されている」という警察側の対応の矛盾を指摘する声も上がっていると言います。
BLMのデモの時に、平和的に抗議していた人たちがゴム弾などで攻撃されていたことと比較すればその差は明白です。
この現実を直視し、いま現在本当にはどのような事態が継続されているのかを、本当によく感じるべきではないでしょうか。
Jアノンの人々は、本当にこのような状態が民主主義側勢力のためになるもので、中国の脅威を防ぐものだと考えているのでしょうか。
本丸が内乱でガタついているときが強いなんて話はまったく聴いたことが無い。
こんなことをしている間に、中国では前日からこのようなことが行われています。
香港民主派の徹底排除、53人逮捕で鮮明に。国安法施行後で最大規模の一斉摘発 | ハフポスト (huffingtonpost.jp)
COVIDでの混乱で一斉に起きている中国での香港への締め付けの強化が、アグネスちゃんやジョシュア君、林檎日報のラムさんの逮捕に続き、ここまで拡大しています。
しかし、現状ここに対して目を向ける余裕がホワイト・ハウスにはない。
アノンたちが乗り込んで暴れた結果、発砲沙汰にまでなっているからです。
これは大変なことです。
本当に、とても大変なことが起きています。
よくよく認識して目を覚ましていただきたいと思ってやみません。