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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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新世界へと向かう時代に

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 百年前のスペイン風邪の時は、ちょうど世界大戦と時期が重なっていました。

 そのために多くの国が国内情勢を機密としていたため、正確な数字はいまに至るも不明なのですが、当時のパンデミックはおよそ二年から四年の間続いたと見られています。

 およそ50人に1人が死亡したとも言われます。

 当時はこの病災に世界大戦が重なり、続いて世界的大恐慌が起き、それをきっかけに第二次世界大戦が始まり、それらの動向に乗じて当時のニュー・ノーマル化を図る革命があちこちで起きると言う連携が起きました。

 これらの因果はすべて繋がっています。

 私に言わせれば産業革命がその引き金で在り、そこから生まれた大衆の存在が原因であるようにも感じてしまいます。

 大正生まれでオンタイム世代のうちの祖母が、昔は怖いことばかりだったと言っていたことを、最近とみに思い出します。

 そのようにして作られた前の世界が90年代からの不況、中東紛争で滅びてゆき、いままたCOVID19によって次のニュー・ノーマルに向かっています。

 これはよーいドンで起きたことではありません。

 以前にも書いたように、もう70年代くらいから先進各国では「次の混乱が起きたらこういう方向性で改革しようね」という話は出来ていました。

 SDDG’sの試作となったMDG’sを見ると、恐らくは21世紀なった辺りに次の混沌が起きるのではないかと国連では見ていたのではないかという感じがします。

 いまにして思えば、そこから20年もあったのですからもっと出来ることがあったはず、というのはゲスの浅智恵、いまになったから思うことですね。

 それでもその後知恵さえない人々が、相変わらず前の時代の終わりと同じ生活の幻想を追いかけて、不要不急に街を出歩いたり遊びのイベントに出たりしている。

 スペイン風邪の前例から察して、四年ほどしないとこの病禍は沈静化しないかもしれないと言われています。

 また、20年後には次のパンデミックが起きるとも予想されており、すでに今回の対応は次の事態に向けての支度だと関係者は想定していると聴きます。

 環境破壊によって気候変動が起きているので、次のウィルスの蔓延や自然災害は明確に予測されています。

 昨年はCOVIDの陰に隠れがちでしたが、蝗害も問題になっていました。

 現在のアフガニスタン情勢によってインド、中国、ロシア情勢にも大きな影響が顕れることは当然ながら、北朝鮮の動きにも刺激を与えています。

 また、当のアフガニスタンではすでに食糧危機が問題視されていて、大量の餓死者が出ると算出されているそうです。

 各国から食糧支援をしたくても、それを配分する政権が確立されていない。

 黙示録の四騎士のように、一繋がりとなった災厄が世界中を駆け巡ります。

 恐らくは30年から50年ほどすれば、また対策が一そろい出来て安定期が訪れるかもしれません。

 まぁ、いま遊び歩いてる連中は全員もう年寄りです。

 つまり、いまを生きている我々はこれからの人生をそのような世界情勢下で生きると言う覚悟をし、決意を決めて備えて行った方が明らかに良いはずです。

 これまでと同じ既得権益が続くと思って無防備にうろついていれば、無策のまま衰退してゆくことが容易に想像が出来ます。

 前の時代にしがみついていていいことは無いよ。

 それどころか、そのしがみつきの執着自体が事態を悪化させる原因でしょう。

 生き方を変えるに越したことはないように思われます。


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