相変わらず、新しく来てくれるみなさんをちょいちょい発勁で打っています。
そして、みなさん相変わらず喜んでくれています。撃たれて。
自分で自分を打つことは出来ませんから、その時のみなさんの感想が現状の自分の勁の感じを知る手段となります。
その感想の中に「電気みたいにビリビリきた」と言う物がありました。
これは私もだいぶうまく行ったものだと思いました。
昔、まだまだ格闘技時代の小僧っこのころ、中国武術ってなんじゃらほいというときに、何人かの先生に発勁を打ってもらっていたころがありました。
その時のインパクトがきっかけでいまに至っているのですから、恐れ知らずの無茶をして各先生に迷惑をおかけしましたが、やはり経験しておいてよかった物です。
その時代に、やはりビリビリっとくる先生がおられました。
まるで自分の身体の中にニクロム線が設置されていて、突然通電されたように感じました。
ただ、のちに入門した先生の勁は、電気ではなくて鉄パイプや板のような物が体に入ってきたように感じたので、電気に限らず何かが入ってくるというのが特徴なのかもしれないと最近は思っていますが、それはおいておいて、こんかいの話は電気です。
その、打たれて回っていた時代に、SN派の内家拳の先生にも頼んだところ「自分は出来ない」と断られたことがありました。
しかし、その団体に参加すれば、年に一回の合同練習会で、台湾の上の先生に打ってもらえるとのことでした。
そして「発勁を受けると雷に打たれたような感じになる」といったことを言われて、一度やられてみたいと思ったものです。
最近は私も電気や鉄棒と言われるようになってきて、あの頃の先生方と近いことが少しは出来るようになってきているのだなあと感じるようになりました。
私の道号は虎なので、電気の虎となるので、大好きな藤鷹ジュビロ先生のマンガみたいだなあ。
いま、うちに来ている学生さんは、板が入ってくるように打ててきています。
女の人が出来るようになったらラムちゃんみたいだなあ。