まずはこちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=TrmkYJfv0Ww
いまや紛争のコメンテーターとして有名になったオネエ文化人(オネエって言っちゃいけないんだよな。ホントは)のブラちゃんこと小原ブラス君がかつて言った「ロシアのヤンキーはアディダスを着てうんこ座りしている」の実態です。
このビデオの字幕は非常によくできているので安心して欲しいのですが、唯一翻訳されていない単語「ゴプニク」というのは私のような典型的な底辺の人のロシア版のことです。
彼等をブラちゃんはロシアのヤンキーと呼んだわけだです。
なぜこんなことを取り上げるのかというと、最近海外のフィットネス動画の中で「レスト・スクワット」と言う物がよく取り上げられているからです。
つまりこの、ゴプニクのヤンキー座りが身体に良くて、下半身の負担を減らして脊椎を活性化させるという、私に言わせればフィットネス界のいつもの迷信の新商品が最近目に付くのです。
中にはこれを「アジアン・スクワット」とブランディングしているトレーナーも居ます。そちらの動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=ELOpUU6NYgo
そちらの動画では見ておわかりのように、これが西洋人にとっては訓練の居る秘儀のように扱われています。
そう、プランシェやカラスのポーズのようなスキルフルなキャリステニクスの一つとして。
これには、西洋人には遺伝子的にこれが難しいからだ、という背景があります。
なぜ難しいのかというと、アキレス腱が短いからだそうです。
個人的にはこれは相対的な問題なのではないかと思っています。
アキレス腱が短いというよりも、脛骨と腓骨が長い。
この問題は黒人種にも当てはまっていて、黒人種のカーフ(ふくらはぎの筋肉) は短い人が多いという証言を、おなじみポール・ウェイド先生が著述しています。
確かに、握りこぶしのようなかっこいい力こぶがふくらはぎについているような黒人アスリートの体格は多くの方の記憶のどこかにあるのではないでしょうか。
これが、西洋圏でこのしゃがみこみが珍しがられている理由です。
彼等はこれを「スラヴ・スクワット」と呼んでいます。
とはいえ、実際には西側スラヴにはこれは出来ない人が多いのだそうです。
スラヴの中でも東側のゴプニクの特技なのだそうだ。
つまりはこれ、アジア人の血が混じっているかどうかが強く影響しているということなのだろうと憶測します。
もちろん、こんなことが出来ると身体が完璧な休養を取ることが出来る、などというフィットネス界の売り口上を真に受ける必要はありません。
ただ私のスタンスから言うと、実際にこれが仙腸関節のこわばりに良い影響を与えて、気血の循環を促すという感触があるのは個人的感想としてはあります。
なので私も割と好きなストレッチではあります。
実際に仙骨と腰椎に良い効果をもたらすくらいのことはあるのかもしれません。
これを取り入れたチャイニーズ・ヨガ(気功)がありますので、こちらにちょっとリンクを貼ってみましょうか。
これは、私が最初に中国気功とインド式のヨガの共通点を感じた物です。
蔡李佛に伝わっている物なのですが、同系の武術でラマ拳にも伝わっているようです。
そちらで行っているのを見るとまさに上座部仏教系ヨガの趣があるので、伝播のルートをとても強く感じさせてもらえたものです。