あらためて、絶望的な気持ちになりました。
この国の現状と言ったことには。
私はこの五輪が開催される前から、こんなものに関わるのは狂気の沙汰だ、ポピュリズムにもほどがある、どれだけこの国はバカの国になってしまったのだ、こんなもの見る奴も出る奴も関わる奴ら全員同罪でこの国の愚民化に参加している連中だと口を極めて否定し続けてきました。
その結果がこれです。
元会長の性差別発言が議論を醸し出した良い物だと肯定した挙句に、すべての嘘を取り繕って実害の部分は不明のまま組織委員会解散です。
これ、組織委員会と言う責任者がもう解散して存在していないのだから、被疑者不在ということでこれ以上の追求は無いという結論です。
そんな状態のまま、一兆四千億円以上のお金が掻き消えてしまった。
こんな興行、ぼったくり男爵のインチキサーカスなんだからと当時から世界中で言われてましたでしょう。
それみたことかと言ったばかりのお話です。
世界的の識者がこれはインチキな企画で愚行だと言っていたのに強行して、これだけの額のお金が持ち逃げされて挙句、組織委員会は立派な良い人たちで大会は成功でしたと言う声明がだされて終わる。
いつもの日本の手口じゃないですか。
上述した、選手にテレビ関係者、スポンサーにボランティア、それから喜んでみていた視聴者たち、全員これに加担してるんですよ。
これがバカの国でなくてなんだというのですか。
ロシアや中国のような、独裁国家の話ではないのですよ。
民衆が率先して誰が見ても分かるような愚行を犯して大金を捨てている。
それで今度はお金が無いから消費税を上げるとか言っている。
これは、ただの国内の自虐的な風習として終わりに出来る問題ではありません。
ウィシュマ・サンダマリさんの事件に関しても、全面的に問題はなく、誰にも責任は無かったという裁判結果が出ました。
明らかにそんな訳ないんですよ。
沢山の証拠が出てきているのに、司法の独断でそのような結果が出てきてしまう。
このところ、そんなことが非常に続いています。
三権分立が大変に危ういことになっていて、三位一体の独裁制度の如きになっています。
そして、なぜかこれを望んで率先して加担しているのが圧迫される側の大衆たちなんですよ。
自発的ファシズムと言う、凄まじく醜悪な状態に至っている。
これはね、心ある方々には暮らしにくい世の中ですよそりゃ。