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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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房中術と補腎

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 この間、ホグワーツの同級生と話をしていて気が付いたことがあります。

 私はこの数年で一気に全身に白い毛が増えました。

 まさかこんなところに、こんなに急に、と思うほどにあちこちが白くなっています。

 ほとんど無色の産毛や髭にまで白い物が目立っていますので、隠そうということさえも難しい。

 若白髪などほとんど無かったので、この急速な変色には驚かされています。

 これ、気功的に考えるならば腎に宿る先天の気が影響していると考えられます。

 元々、腎は驚きやそこからくる恐怖などを司っていて、よくお話に効く「恐怖のあまり一夜にして髪が真っ白に」などというのは腎に宿る気が損傷を受けたからだと言います。

 ここに宿っている先天の気は生まれる前からその人の人生を通しての命の働きのいわば縦軸となるもので、童子功を行うべき幼少時の身体の調整、第二次成長期を迎えての生殖のための肉体の変化や維持などの経年変化を指揮しています。

 つまり、その後の中年期、熟年期、老年期などの加齢下での肉体の変化などもこの腎の管轄下にあります。これを天葵と言います。

 ですので、私も又一つ、年齢の曲がり角を迎えたということも出来るのですが、これはもう一つの角度からの視点が存在します。

 というのも、私が平素行っている気功のうち、腎の気に働きかける物は老化を抑えて健康と長生をはかるものだからです。

 これを房中術と言います。

 単修法と呼ばれるカテゴリーの房中術では、気功によって腎の気の性的な働きを活性化し、その老化を抑えて全体の加齢を抑制します。

 それが出来た上での双修法と言う手法では、男女が性交によって互いの陰陽の気を補いあうことで腎の気を養います。

 私、COVIDに入ってからのかなり強度の高い自粛生活で、この双修法を行っていないのですね。

 もしかしたらこれが今回の、短期間での一気の老化に関係しているかもしれません。

 昔の中国武術家は五十まで修行をして功を高め、そこで若い嫁をめとっていたと言いますが、そこにはこの補腎の養生が関係していました。

 私の孤独の修行生活、そろそろ検討しないといけないのかも。


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