マスターたち
最近、ロバート・ハリスさんのラジオ番組をよく聴きます。 彼は私の住んでいる横浜出身のヒッピーで、世界を回って人間が自由に活きられる場所を探していた人でした。 結果、そのような場所は無いか、あってもよそ者を受け入れるような場所ではない、という結論に達したと著書に書いてありました。...
View Article本質的問題
もう、何年も前から私が訴え続けてきていることが世の中でも発信されるようになってきました。https://www.msn.com/.../%E6%97%A5%E6%9C%AC.../ar-AAZQ7Yo...〝 移民国ではない日本だが、外国人材は欠かせない。その外国人材に選ばれる国になるための制度改善も待たれるが、それ以上に「日本では人として幸せな生活が送れるのか」という本質的な問題が潜在する。〟...
View Article百獣の王でも見た目じゃわからない
ひところ、ちょっと面白いことを言う興味深い人物だとしてこちらでもよく取り上げていた自称「百獣の王」氏が最近、気になる発信をしていました。 曰く、ある専門家にゴルフの身体の使い方について教わったのだそうですが、その時にこれまでまったく気づかなかったことを教えてもらったというのです。 そして、それを意識すると全体の動作のバランスがまったく変わる。...
View Article我田引水と一方的で硬直した視点
先日、ゼレンスキー夫妻が「絶対にしたくなかったお願いをしなければならない。政治家ではなく子供たちの親として、家族や家を守るために武器の提供をしてほしい」と訴えをしていました。 私は冒頭の自己否定的な部分に彼らの自覚と説得力を感じて印象的に思いました。 さて、その上で次の記事をみていただけたらと思います。「ウィル・スミスの平手打ちは妻を守った」に違和感...
View Article古人の身体
先日、友人と私の研究している身体文化、古い精エネルギー信仰に関することについて話していたところ「自分にはまったく理解できない」と言われました。 以前にも書いた通り、戦後社会によって洗脳され切った現代人が昔の人達のことを理解するのは大変に難しいことです。 それを理解するためには、相当な訓練と学問的な相対化が必要になります。...
View Article陰謀論のルート
TBSで物凄い報道が行われているとの評判が耳に届いたので、私も視聴をしてみました。 噂通りのかなり踏み込んだ内容で、非常に感銘を受けました。 多くの人達が、とうとうここまでテレビが本当のことを堂々と伝える日がきたかと驚いていたのですが、私もまったく同じ気持ちとなりました。 このような姿勢に踏み切ったTBS報道関係者の仕事に敬意を表します。...
View Article房中術と補腎
この間、ホグワーツの同級生と話をしていて気が付いたことがあります。 私はこの数年で一気に全身に白い毛が増えました。 まさかこんなところに、こんなに急に、と思うほどにあちこちが白くなっています。 ほとんど無色の産毛や髭にまで白い物が目立っていますので、隠そうということさえも難しい。 若白髪などほとんど無かったので、この急速な変色には驚かされています。...
View Article海賊武術から思想へ 1
日ごろ、黄禍の進撃に晒されたカトリックから白人優位主義が生まれたことや、その腐敗を否定する形でプロテスタントが現れて植民地主義で世界中を資本主義化していったことなんかをここで書いていますが、本日はなぜ武術家である私がそのようなことを書き続けているのかをあらためて書いてみたいと思います。...
View Article海賊武術から思想へ 2
さて、前回は騎馬民族による西欧侵略でローマ帝国の支配力が弱体化し、その結果オスマン帝国が強大化、そして海洋を独占し、これに対策してイエズス会が別の海路を探って世界一周を達成、アジアに到達したというところまでを書きました。 これによって、いくつかの離島の集合であった地域にスペイン王フェリペの名を取って「フィリピン」という命名がされてスペインの領土が生まれます。...
View Article全てが繋がった
アジアにおける身体哲学の研究をしてきて、陰陽思想を土台とする気功や中国武術をやっていると、どうしてこの国で突然性的エネルギー信仰の流れが途絶えたのかをとても不思議に感じます。 江戸時代や戦中まではまだそれらの力が民間信仰として普通に触れられるところにあったようなのに、戦後で急速に消えている。...
View Article陰陽学説から見た剛柔と硬軟
よく、武術では剛と柔なんて言葉を使いますが、日本は世界に広まった柔道の本家だということで、この柔という言葉の印象が強すぎてどうも本来での意味が見失われているようにも思われます。 というような話を以前にも書きました。 今回は、この剛柔とよく似た言葉、硬軟について語りたいと思います。 というのは先日ホグワーツの陰陽学説の授業でこの言葉が出て来たからです。...
View Article武術家同士のすれ違い
さて、私のホグワーツ修行、現在は期末テストのシーズンになっております。 毎日、仕事をしてテスト勉強をすると、何か遊んだり本を読んだりする時間はまるで取れません。 大変だ。 そのような中でもやっぱり、自分としての生き方をしていると面白いことがあります。...
View Articleマスター思想の一例
最近ね、ソローを読んでいます。 彼の著作「森の生活」は19世紀アメリカの生活を批判的に見た本で、後にアメリカ的資本主義の骨に至った思想となったとさえ言われています。 内容としては、作者のソローが実際に文明社会から離れて森の中で一人で暮らした模様を描いたエッセイと言うか……日記というか、いまで言うならユーチューバー的なところがあるルポとなっています。...
View Article五祖拳の新しい形態
五祖拳の、新しい套路の伝授が始まりました。 これが、驚くような物でした。 まぁ毎回驚かされるのですが。 前回までは、五祖拳は形意拳っぽくなっていました。 ですので、あぁなるほどな、五祖拳はやはり形意拳ぽくなるんだな、と思っていました。 福建系の南拳はまっすぐに進んでいると思われがちですが、この段階になると実はまっすぐと見せかけて斜め前に進んでいます。...
View Article語彙と知能
最近「ごんぎつねを読めない子供たち」というネット・ニュースがありました。 知能が低めの子供は読解力が低く、人間は言葉で思考をするので言語力の低さと総合的な知性は比例する、というような内容であったと解釈しました。 まぁ、実際には本文からはそれ以外の感想も受けとったのですが、少なくとも執筆者の意図はそのような物であると受け取りました。...
View Articleともなう思想
気の思想の元祖と言えば、老子と荘子の老荘思想なのですが、その莊子は刻意篇にて「導引(気功のこと)などをしても長く生きるだけだよ」と説いてます。 さすがは陰陽思想。あらゆるものを相対化するので自らの派についてもそうしてさらに深い認識へと読み手をいざないます。 老師が言われるには、このようにただ身体の健康のことだけをしている物を小気功というそうで、より本質的な物を求める大気功とは区別をされています。...
View Article欺瞞の歴史
ここでの記事を含んだ私の活動は、東洋思想の具体としての正統な伝統的身体哲学の伝承者としての物なので、常々スピリチュアルやオカルトなどの安手の迷妄に関しては否定をし続けています。 しかし、なぜだかその手の迷っちゃった人たちが私の活動に関心を持ったり肯定的な姿勢を表明することが後を絶ちません。 これはどうしたことか。...
View Article期末試験終了
ホグワーツに入って、初めの期末試験が終わりました。 いやー、忙しかった。 でも、こういうことをあと五、六回繰り返せばもう卒業が来てしまう。 そう思えば早いことです。 心配していた理系の試験ですが、何科目にも渡る解剖学のテストは、意外に大丈夫でした。...
View Article信仰と農耕 1
毎日、政権とカルト宗教の癒着が取り上げられていますね。 良いことです。 戦後高度成長期からこの国を裏から蝕んで来た闇の権力が暴かれてゆくことで、これまで国風を蝕んで来た腐敗を切除することが出来ればと切に望みます。...
View Article信仰と農耕 2
以前に大騒動を起こしたカルトが、信者の獲得手段として使っていたデコイサークルの中心だったのが、ヨガサークルだったというのは有名な話ですね。 元々、そのカルト自体の出自がヨガ団体であり、また70年代後半からのヨガというのが後のデオドラントされたハリウッド・スタイルの物では無くてオカルト・ブームを背景にした超能力絡みの胡散臭い物だったから、というのが一つ押さえておきたいところではあります。...
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