ギリシャ→ローマという世界史的な、哲学から感情の時代への移行について書いてきましたが、最後に最近上がって来たこちらのニュースをご紹介しましょう。
古代ローマの遺跡から、過去最大のファルスの彫刻が発掘されたというニュースですね。
ローマでは元々ファルス信仰があったらしく、翼の生えた男性器などのお土産がいまでも売られています。
面白いのは、古代ギリシャの段階では、ファルスと言うのは小さい方が良いとされていたということです。
ギリシャ彫刻などでも小ぶりに表現されています。
これは、哲学と理性を尊ぶ文化だったので、小さい方が理性の象徴としてよしとされていた、ということだと聴いたことがあります。
時が流れてローマの時代となると、こうして大きなファルスがあちこちに飾られるようになる。
やはりこれが、文化の変化と言うことなのでしょう。