私は人のことには興味がないし、お金にも構わないで、自分がいいように、好きなことをして、世間を離れて隠棲の人生を送ればそれでいいと思ってきました。
それでこれまでは調べたことがなかったのですが、今回医師の収入について調べて驚いたにつけ、そうではない人々の収入とはいかほどな物かと比較しようと思って調べてみました。
なぜなら、医師がそれだけの物を支払って得られる収入が決して多くはないということは、私の想定では結局、サラリーマンになるのがもっとも収入面では有利な選択足りえるかもしれないと思ったからです。
そうなるとしたら、そりゃあ誰も苦労してお医者になって世の中に貢献したりしないよ。
だとしたら、明らかに意図的にサラリーマン国家を作って産業革命以降の大衆の国にしようって動機で政権がいまの状態をデザインしているということが憶測されます。
そんな思いを抱いてネットで調べてみました。
調べた甲斐がありました。
そこにはこれまで以上に私を驚かせる結果がありました。
サラリーマンの平均年収は、400万円くらいだそうです。
えぇ?
最高では1000万。
これは、お医者と変わらない……。
そして中央値は360万。
つまり、月30万くらい。
お医者と変わらない……。
だとしたら、こりゃ坊主丸儲けならぬサラリーマン丸儲けじゃないか。なにせ元手に対して投資してない。
いや、儲かっても無いぞ。
なんだよこの中央値。
私は、子供の頃から愚民化教育で刷り込まれてきて、同じ檻の中の犬同士で競争させられるってシステムを真に受けて走ってきて、人間としての大切な物を養うどころかむしろ捨て去りながら、人倫も品性もないケツ舐めペテン師野郎になって上にへつらい下を踏みつけて生きているような、人生に金と肩書しかない多くの連中は、せめてその見返りに金だけはもっと得ていると思っていたんですよ。
なのになにこれ?
お前ら、年400万くらいで人生売り渡しちゃったの?
あまりに酷すぎる。
中身も空っぽだし財布も空っぽみたいなもんだよそんなの。
それでどんだけ税金持ってかれてるのよ?
正気なの皆さん?
ホントにそれで死ぬまで生きてくつもりなの?
いや、死ぬまでさえ無理だよ。定年あるもの。
定年なったら、それまで会社を作った大人の靴磨いて小遣いもらってただけで自分自身では何一つ作り出してこなかった人間のまま、肩書外されて裸で世間にほっぽりだされるんでしょう?
そうなったら最低時給で駐車場の管理人かなんかして死ぬまで過ごすんだよ。
ホントにそれがあなたたちの望みなの?
なんで?
なんのために?
それとも、そういうことを考えないで生きて来ちゃったからそうなっちゃったの?
考えないで生きることの対価がそれだったの?
前回、私の最大強風の時がお医者と変わらないって書いたけれども、これ、悪い意味でみんなも同じじゃないですか。
全員で地盤沈下してますよこれ。
私ね、いまホグワーツに通うことになって、時間も行動も半分以下に制限されるから、収入を半減くらいに落として生活してるんですね。
ご存じの人もいらっしゃるかもしれないけど、COVIDで対面活動も停止して、そこでの収入も得ていません。
だから、自分は貧乏だなあと思いながら暮らしているんですね。
20代の頃に従兄から「収入は年齢×10くらいがいいんだよ」と言われたことがありました。
もう20年位前のお話ですね。
その概念からすると、もはや年齢がだいぶん追い抜いてしまっています。
だからまぁ、結婚もしないできたし、人と比べたりもしないで生きて来たんですけれども、いや、それでもですね、自分で世の中と関わらずに、好きなことだけして生きていけるようなタオのサイクルを作って来たのですね。
お金持ちにはなれないけど、一人で幸せに生きていけるような因果の円環をね。
で、その収入が半減した結果のいまの数字がですね、中央値くらいなんですよ。
なんだよそれ!
みんな、生きてきて何を手にしてるの?!
大丈夫なの、ホントにそれでいいの?
私は好きなことだけしててそれで貧乏なのは仕方ないって思ってなんとかこれで暮らしていて、その代わりにまぁ、好きなことを仕事にしてるから好きなことに掛けたお金は経費で全部落として税金払わないで済むくらいになってるんですね。
でも中央値の人達そうじゃないんでしょう?
もう、本当に怖くなっちゃって。
十五年くらい前なのかな? 「年収300万円時代がくる」って本がベストセラーになったんですけど、なんのためにベストセラーになったの?
うまうまそうなってて、しかも消費税はあがってて、防衛費も上げるって言ってる訳ですよね、いま?
こんなんなっちゃってて、なお当たり前に暮らし続けている。
愚民化教育の威力に震えています。
私は変わらず貧乏なまま20年過ごしてきて、貧乏の質だけ選択してきたのに、いまやセケンのみんなが地滑りしてこのレベルに降りて来た。
それは完全に、この国そのものが沈んでいるっていう何よりの証拠ですよ。
こういうことが、初めて見た人の年収と言う数字から見えてきました。
思っていたよりもはるかに、セケンは深刻なことになっていました。
つづく