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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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私たちは老いて行っている 3

 昔、私がまだ町の下層のクズをしていた頃、仲間が「ポリスに切符を切られても逃げ切れるらしい」と言ってきたことがありました。 その時に見せてくれたのが、請求が来ても無視をし続けていれば、強制執行はされないので支払いを回避できる、というサイトでした。 見せてくれた友人は走り屋で、整備士資格を持っていて自分で車やバイクを改造しており、私のバイクの世話をいつもしてくれている男でした。...

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私たちは老いて行っている 4

 福沢翁は、国民は国の主人であるということを呼びかけています。 これは近代民主主義国家の大前提ですね。 しかし、いつまでたっても日本人は小百姓(本文抜粋)根性が抜けきらず、国と自分を切り分けて自分が国の客人であるかのようだということを書いています。 これがどういうことかということを例を挙げて書いているのですがつまり、国が出すお金はみな国民一人一人の物である。と。...

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回族武術の共通性と段階

 老師から、通背弾腿の十路をすべて教えていただきました。 どうも、他の派の弾腿とはだいぶ違うようで、ほとんど独立した一つの拳法のような感があります。 手数もだいぶ多いのは、基本の内から流儀の動きを身に着けるためなのかと思われます。 実際、後半になると手数も多いし動きも複雑だしで、結構大変な感じもするのですが、それがやりがいになるし味道にもなります。...

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伝統の視点から見た下腿のお話

 先日、同級生のアスリートが、下腿の筋肉について教えてくれました。 それは、ある筋肉の一つの頭が、骨格の角度によって使えなかったり使えたりするという話でした。 彼は現代競技の最前線にありながら、身体操法系の研究に参加しており、その成果としてこの用法を得ているということのようでした。 まず最初に結論から言うなら、これは私の学問の範疇からは関係のないことです。...

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夢のスクワット、注意点と新しく発見した利点

 夢のスクワットの開発状況報告です。 引き続き、100回連続は出来ており、膝に異常は感じていません。 しかし、先日これをやって数日後に、膝に痛みを感じました。 これは、あまりに無事なので、スクワットをやった翌日に鶏歩をやって追い込もうとしたところ、一気に膝に負担がかかった、という出来事があったためです……。 これで反省。スクワットの実験期間中、特に回復期にあるときは鶏歩をやらない。...

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忘れられた身体観の系譜

 90年代初頭、ある武道書が刊行されました。 当時は今と違って古武術ブームなどではありません。 バブル期で、むしろそのような物がもっとも衰退していた時期だと言えます。 その本を書いたのは、長らく合気系武術をしていたという人で、最終的には本人曰く「挫折」したと書いてあります。...

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少林拳と脳神経系

 今日もちょっと現代科学との話になります。 最近知ったのですが、脳の中の小脳という部分は、無意識の運動を司っているそうなのですね。 これはつまり、中国的な身体哲学で言う処の「元神」の領域にあたります。 本能などの「エゴ」の部分とは別の、ある種没個性な、生物としての反応になります。 これを書き換えて使えるようにすることが、中国武術の練功になります。...

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善悪を越えた邪悪

 世の中にはいろんな人がいる物です。 ある、本業はデザイナーなのかな? それで様々なカルチャーに明るく、執筆活動も沢山されている方は、自分のことを「サタニスト」だと称しています。 悪魔主義者です。 あー、そういうことを簡単に言うメタル好きみたいな人いるよなー、と最初は思ったのですが、話を聴いていれば彼の言うサタニストとは、別のサタニストなのですね。...

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アフリカの少年

 今回も、ラジオからのトピックです。 サステイナブルを題材にした番組に登場していた、ジャイカの人のお話なのですが、その方はかつて、ケニアで刑務官をしていたそうです。 配属されていたのは少年たちの矯正施設だったため、そこで収監されているストリート・キッズたちの作業や生活を監視しながら、言葉を教えたりしていたようです。...

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身体哲学とメタ認知

 最近、メタ認知という言葉にフックしました。 これまでも時々、サブカルチャーや現代思想の本で目にしてきた言葉なのですが、あまりそこにフォーカスしたことがありませんでした。 しかし、ハタと思いついてちょっと調べたところ、これは私のやっていることの真ん中を捉えた言葉なのだなあと思うに至りました。...

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メタ認知が出来ないということ

 前の記事に書いた「メタ認知」ということを自覚して調べていた時に、これがいまはビジネス・パーソンの能力としてみなされているということを目にしました。 まぁ、いつものプレジデント的でっちあげで、物を考える力を持ち合わせない社畜を脅かして小銭を揺すり取る手口の洗脳詐欺だろうと思ってその趣旨自体にはそれ以上の関心を持っていないのですが、その文章には気づかされることがありました。...

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アドラーとメタ認知

 級友のドクターと話をしていた時に「アドラーの価値観は共有されていないと意味がなくて、自分一人がそう思っていても無意味だ」という言葉を聴きました。 いえいえ違います。 それはあまりに利己的すぎる。 哲学や心理学という物はそういう物ではありません。それはあまりに経済主義的だ。 アドラー的な認識をすることで、見え方が変わる物があります。...

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医療系から見たセケン 1

 ホグワーツに入る前から聴いていたのですが、鍼灸学校には「不誠実な生徒」と言う物が存在します。 このことを最近、先生から聴いたりこの目で見たりして確認しています。 ある種の生徒は、鍼の学校だと言うのに人から鍼を刺して欲しくないと言います。 先生は「一体何をしにきたんだという感じ」だと言っていました。大抵、1クラスに一人くらいはいるそうです。...

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医療系から見たセケン 2

 さて前回、鍼灸医の修行時代の収入がいつまで経っても20万程度だということを書きました。 このお話には続きがあります。 続きがあってさらに広がって、私の人生観を変えるほどのお話になりました。 というのも、友人のドクターが、勤務医時代の手取りが20万だったと言ったからです。 驚きました。...

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医療系から見たセケン 3

 私は人のことには興味がないし、お金にも構わないで、自分がいいように、好きなことをして、世間を離れて隠棲の人生を送ればそれでいいと思ってきました。 それでこれまでは調べたことがなかったのですが、今回医師の収入について調べて驚いたにつけ、そうではない人々の収入とはいかほどな物かと比較しようと思って調べてみました。...

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医療系からみたセケン 4

 医療業界の生存率と待遇の話から始まって、医療業界の頂点であるはずの医師の収入に驚き、それから恥ずかしながら初めて世間様のいまの平均収入を知り、その値段にさらに驚いて、そこから見えたこの国の政権のやり方に改めて大きく驚いた次第でした。 そういった段階を経て、そういう国のやり方に対して唯々諾々と飼いならされてきた国民の実態に本当に驚かされています。...

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医療系から見たセケン つけたり

 ここからの記事は前回までの内容へのつけたりです。 前回までの記事では、私が20代の頃に従兄から教わった経済観をそのままに、それから二十年も経ったところで改めてセケンの収入の相場を知って、世の中の経済の状態を皮膚で知って驚いたということを書いてきました。 その間、私がどうしていたかという、いわば世間の経済の裏面をちょっと書いてみようと思います。...

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大武術の発想

 先日、いつものようにホグワーツの地下駐車場で練功をしていました。 その日は雨が降っていたので、濡れた靴の裏が滑らないように、弾腿の内から安定した架式の物だけを選んで打っていました。 数を限定した分、前日に老師から教わった歩形の要訣を重視して行いました。 定時になり、教室で始業のチャイムを聴いてしばらく、プリントの配布時か何かに席を立って教卓に向かったところ、異常に脚が重い。 あれ?...

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南倭北虜

 ホントにねえ、昔は陳舜臣さんなんてのは読んでも全然面白いと思わなかった。 うちには「中国任侠伝」があって、中学生くらいの時に読んだのだけれど、文章のタッチそのものがまったく子供の私には美味しくなかった。 けれども、いまにして思えば、明らかにそこから影響を受けているんじゃないかと思うんですね。 侠の思想や天という概念、鶏鳴狗盗の故事なんかは明確に私の中に息づいている。...

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反知性主義と愚民化政策

 私は、ここにて長らく、人類の歴史と現在への影響を、伝統思想の継承者と言う立場からつづってまいりました。 結果、人類が野生だった時代からギリシャ文明の発祥、それを受け継いだローマ帝国への時代のシフトに伴って広まったキリスト教と白人優位主義が、我々アジアに住む者にいま現在どれだけの影響を与えているのかを自覚すべきだということを訴えてまいりました。...

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