前回は私が筋肉を断裂しかけるに至った経緯を書きました。
おそらく、過度の筋トレと内勁の強化、冬の寒さなどが重なってやってしまったんでしょうねえ。
これからは動けなくなる前に傷みを自覚してメンテナンスをしなければまた繰り返してしまいます。
今回の経験では、三つの対策を学びました。
一つは、筋肉の傷みには鍼灸が利くということです。
もう一つは、アイシングが有効だと言うこと。
これは80年代のスポーツでは定番だったのですが、関節を冷やすと言うことに私は抵抗感が湧いてきてしまい、私はおろそかにしていたのです。
しかし、実際には筋肉が熱を持っている時には極めて有効な対策であることを鍼の先生から教わりました。
筋トレ終わりには関節が摩擦で傷んでいます。これをそのままにしておくと病状になります。
私も慢性的に上腕二頭筋長頭筋炎っぽい痛みが肩にあるのですが、まさにこれなども日々冷やしておくと重要です。
友人のドクターに聞いたところ、シャワーを浴びる前に一旦冷水を浴びてるだけでも有効だと言うことで、さっそく日々のケアに取り入れました。
私たちが子供の頃は、関節は冷やしてはいけないと言ったり、あしたのジョーでは運動後に冷たいシャワーを浴びたジョーが丹下のおっちゃんに「死にてぇのか!」なんて殴られていたりしたので、冷やすのは身体に悪いのだと思っていたのですが、熱を持った筋肉を冷やすのはメンテナンスのためには良いようでした。
最後に、その延長で睡眠時にはシップを貼ると言うことも効果があるというのが分かりました。
これから歳を重ねるに当たって、この三つは非常に役に立ちそうです。
動くことが出来ないこの間、YOUTUBEでまた筋トレ動画を観て研究に時間を当てていました。
こちらがその中の一つ。
https://www.youtube.com/watch?v=gJnTSSxov-8
ウェイトリフティングとフィギュア系の身体の違いを解説した動画。面白い。
中国武術の身体なのでしょうがないのですが、私もだいぶ体型かっこ悪いからよしんばトレーニングで変化が付けられたらなんて思います。
が、このリフターの方が言うには、身体の中心で重さを受け止めて中心からから力を出すとのこと。
関節を軸に四肢で出すと、かっこいい身体になるけどパワーは劣るのだそうだ。
これなんですよね。
私たちは身体の中心、三丹から力を引き出すのでどうしてもカッコ悪い。
とはいえ、その力の開発と健康が優先的な目的で、格好の良さはあくまでその次、これからもおおむねこのままゆくのでしょう。
胸の痛みが回復してきたら、今度はその下の脇腹辺りが痛んでいたことに気が付いてきました。
元々負担が掛かっていた肩関節から傷んだ胸、その下の脇腹と、きちんと経脈の通るラインになっています。
これ、勁のルートなんですよねえ。
私の蔡李佛の大師の先生は、勁と言うのは筋膜を通っている力だと言っていたので、やはりそこを傷めたと言う解釈でよいのかもしれません。