筋肉芸能人たちの不祥事から思う 2
最近のフィットネス業界では、ちょっと面白いステロイド事件が起きました。 学生ボディビルダーとして鳴らして業界から期待を掛けられていた有名選手が、ある団体のコンテストを観覧に行ったときにバッグを会場に忘れてしまったのですね。 運営スタッフが落とし物として預かっていたところ、件の有名選手が引き取りに来ました。 本人確認のために中身を照合していたら、バッグからステロイドが出てきたという次第です。...
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ステロイド禁止のレギュレーションの団体においてさえ、わざわざ使って参加して発覚する連中が増えているということを前回書きました。 以前に発覚したボディ・ビルダーは、ユーチューブ上で経緯の説明をしていたのですが、どこから調達したのかだけは訊かれても答えませんでした。 要するに、完全にルートが確立されているのですね。 これに関連する興味深い話を最近耳にしました。...
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さて、前回は、暴行が問題になっているMとNがステロイドを使ってあの身体になったのだろう、という話を紹介しました。 そこから引き出されるのは、では彼らの凶行はステロイドによる、いわゆるロイドレイジなのではないか、ということです。 しかし。 少なくとも言えることは、Nはマッチョになるはるか前、若い頃からずっと、わがままでバカで粗暴な人間として知られていました。...
View Article勉強しすぎ上気
現在、テスト前期間に私は居ます。 贅沢な話として、仕事を可能な限り削減して学問に取り組んでいる一週間に入っているのですが、その結果、現状の私のキャパシティを思い知ることになりました。 だいたい、一日七時間ほど一週間勉強ばかりをすると、だいぶヴァイタリティが消耗するようです。 四日目の夜の21時くらいから猛烈な目の疲労と前頭部の靄を感じ始めました。...
View Article市民の責任
先日も、いつも聴いているFM番組にピーター・バラカンさんが登場していました。 バラカンさんは音楽のみならず、世界情勢や歴史などについて教えてくれて、それに関連した世相を反映した曲の紹介をしてくれます。...
View Article用勁と本道
先日の練習で、師父から白眉拳の段階的発勁練功法を教わりました。 より厳密に言うと、これは龍形拳に本来伝わっている物です。 しかし、師父が学んだ広東の武館は、客家武術の総合的な教育機関で、白眉拳の先生や龍形拳の先生などがいて、それぞれ間でも教えあっているためにこれらの共通項や差異を体系的に学び、かつ保護するということができる場所であったようです。...
View Articleパーフェクト・デイズ 1
ドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダース氏による日本映画「PERFECT DAYS」を観ました。 日本映画だというのは、日本企業や政治のキャンペーンとしての企画で制作された物だからです。 そのためこの作品に対しては、政治的関心の高い人々から多くの批判が上がっているのを目にしました。...
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私たちのような若者には、大金を手にすると言うような計画は非現実的です。 それをしようとしてギャンブルにつぎ込んだり犯罪に走ったりするような仲間は大抵失敗してきました。 それに、犯罪の世界はサラリーマン社会以上に封建的で窮屈です。その上、刑務所に入る可能性も高いとなると人生を通して非常に不便で息苦しい暮らしをする目算が高いので論外。...
View Articleパーフェクト・デイズ 3
ヴェンダース監督の「PERFECT DAYS」には相応の社会的見地からの批判もあったのですが、逆に「選択的没落貴族の映画である」という評もありました。 これが私が劇場に足を運ぶ最後の一押しとなりました。 決して批判をしたいわけではないのですが、貧しい老人が幸せに暮らしている映画だからと言って、そこにプロパガンダ以外の要素がない訳ではないのですよね。...
View Article最近の筋トレ業界について 1
最近、いくつか筋トレに関する本をまた仕入れました。 その中の一冊が、フィンク・ジュリウス先生という方の著作です。 これ、冒頭の序文を読んで気付いたのですが、海外で出版された翻訳本ではありませんでした。 著者紹介を見てみたら、日体大で博士号を取り、順天堂大学で講師をなさっている、内分泌の専門家の先生でした。...
View Article最近の筋トレ業界について 2
さて、最近は筋トレがライフ・スタイルとして一般に広まっており、少し前までのパーソナル・トレーナー・ブームは終わり、多くのニュー・カマーがあちこちにある格安トレーニング・ジムを入り口として増えている一方で、すでに一定レベルより上のヴェテランは解剖学的トレーニングではなく、生化学を重視したトレーニングをしているということを前回は書きました。...
View Article最近の筋トレ業界について 3
前回は、生成されたプロテイン・パウダーのうち、ほとんどが身体に吸収されないと言うフィンク・ジュリウス先生の理論を紹介しました。 そのためにジュリウス先生はリアル・フードを勧めているのですが、リアル・フードの吸収率はどのくらいなのでしょうか。 ぜひにぞそこを知りたいところです。...
View Article最近の筋トレについて 4
日体大出身で博士号を持っている分泌物の専門家、フィンク・ジュリウス先生の生化学的な筋トレ理論について紹介してきました。 ジュリウス先生の理論ではウェイド先生の古いキャリステニクスと同じく、生理学的な機序が非常に重視されています。 両者に共通して言われているのが、睡眠が非常に大切だと言うことです。...
View Article自爆内傷をやらかした 1
昨年の冬、自爆内傷をやらかしました。 その頃は週に三日ペースで筋トレをしていて、腕立ての日、懸垂の日、腹筋の日と分けていました。 腹筋に関しては回復が早いということで、興が乗れば週に二日に増やしたりもしていました。...
View Article自爆内傷をやらかした 2
前回は私が筋肉を断裂しかけるに至った経緯を書きました。 おそらく、過度の筋トレと内勁の強化、冬の寒さなどが重なってやってしまったんでしょうねえ。 これからは動けなくなる前に傷みを自覚してメンテナンスをしなければまた繰り返してしまいます。 今回の経験では、三つの対策を学びました。 一つは、筋肉の傷みには鍼灸が利くということです。 もう一つは、アイシングが有効だと言うこと。...
View Article中国武術は計り知れない
師父の教えて下さる太極拳は、陳発科先生の系統の新架と呼ばれる物になります。 もう、五、六年はやっているのですが、あまりに難しくてまったく覚えられません。 ダンスの振り付けや他の武術に関しては私はかなり覚えが良い方だと思うのですが、どうにもこれは覚えられない。 というのも、決まった式ではないからです。...
View Article外見至上主義
以前こちらに書いたのですが、ある知的な感じの筋トレユーチューバーが言うには、現在地方のボディ・コンテスト(ボディ・ビル、フィジーク、ビキニ・フィットネスなど含む)に出てくる選手たちというのは、一昔前ならユーチューバー、もう少し最近なら素人喧嘩大会などで一発当てようと言うような山師的な人間ばかりなのではないか、ということでした。...
View Article生化学的トレーニング理論へのいまの感想
フィンク・ジュリウス先生の筋トレ本を読み終わりました。 それに続いて、現在は「プリズナー・トレーニング」の翻訳者の方が訳した「マッスル・エリート養成講座」という本を読んでいます。 こちらの本はと言いますと、米軍でのトレーニング・マニュアルをアップデートさせたと言う軍の指導者によるトレーニング・マニュアルです。...
View Article通天
最近、宮台真司教授が異界について語っています。 異界とは、日常生活を離れた感覚のある空間や時間のことで「終わりなき日常を生きよ」と説いた社会学の教授がと語るにはふさわしいテーマであると感じます。 この異界の存在が、ただただ永遠に続くように感じられる「終わりなき日常」と陰陽関係で一対となっています。...
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