最近、ちょっとおもしろい話を聴きました。
私には珍しく、IT機器に関するお話です。
というのも、あるモバイル型のPCが、使っていると口の中に奇妙な味を起こさせるというのです。
その機序について学者の先生も論を呈しているそうなのですが、80年代にパソコンをいじっていた世代の人にはこれは懐かしいトピックかもしれません。
というのも、当時のパソコンというのは、使っていると食べ物のにおいがしたからです。
これは当時、電子のにおいと言われていて、何に似ているかと言えばラーメンのにおいだと言われていました。
よく言われることなのですが、食べ物の味というのは嗅覚でも感じています。
ですのでCOVID19の症状で嗅覚が麻痺すると、まったく味がわからなくなるという話を体験者から聴きました。
これの延長で、最新のPCを使った結果、電子が体内に作用して口内に味が沸き起こっても不思議はないのです。
数年前に、歯の詰め物が取れてしまったことがありました。
取れたものを持って歯医者さんに行ったところ、いまどきこんな銀歯を詰めていたら笑われると言われて白い詰め物をしてもらえました。
この銀歯の時代を経験している人はみんな、銀紙を噛んでしびれるという経験をしています。
これ、銀歯のイオンとアルミホイルのイオンが通電してしまって起きる現象なんですね。
PCの電気が体内に通電するのも同じです。
ですので、PCの味というのは地面から足を話していたりと、通電を避ける環境にしていると避けられるとのことでした。
ちょっと理解がし難いがという方もいらっしゃるかもしれませんが、そもが人間というのは通電で動いています。
神経繊維や細胞にイオンが常時溜まっていて、それらが必要なときには通電をすることで作用するのです。
筋トレなどはもろにその機序で行われています。
ですので、低周波治療器などで筋肉に電気を通すと、勝手にピクピクと動き出すわけです。
以前にこのお話をしたときは鍼治療というのがこの仕組みを活用しているのではないかという生体電位説をご紹介したのですが、最近興味を持っていじくっている鍉鍼もどうも、この構造で行われている説があるのです。
鍉鍼は刺さないで効果を出す鍼で、強く圧するわけでもなくそっと触れるだけで効果を出すものなのですが、素材によって効果が変わると言われています。
金や銀、チタンなどで変わるというのですね。
まさに、銀歯と同じ仕組みが想像されます。
金属ごとのイオンによって通電の種類が変わる。
もちろん、伝統的な世界ではこれは気の作用だと言われているのですが、電気というのも気の一つですからね。
このようなことを考えたり検証したりすることが、私には非常に面白い。
面白い人生を送るには、知的な興味を持っているということは大きな財産であると思います。