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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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新しい生活

 4月になりました。 新しい季節ですね。 実は3月の春休みに、大分沢山お金を使ってしまっていました。 ちょっと自分でも退いていて、若干ブルーになりかかっておりました。そんなに使っちゃってどうするんだよ、大丈夫なの? といささか不安になりかけていたのです。 しかし一方で、普段より入ってくる部分も増えていました。...

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宋代武術のある背景

 以前、仁木先生による朱温と李嗣源を読み、唐代から宋に至るまでの混乱の五代十国時代における歴史の変遷にたゆたったものですが、今回はその時代と武術に関するトピックです。 これらの時代に由来する最も有名な武術と言えば、恐らくは内家三拳となることでしょう。 特に太極拳中心の史観ではそうなると思います。 宗代になってから、張三豊という仙人が太極拳を伝えたという伝説があるためです。 しかし。...

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やっぱり足が大事

 最近、鉄環を使った練功をすることでいままでよりもさらに下半身の重要性を意識させられています。 重さは下半身で支えないといけないし、鉄環を投げるように使っても下半身が流されてはだめ。 確固とした下盤の土台は中国武術に必須です。 ここが、ピョンピョンスキップしながらの運動が基本となっている西洋体育との根本的な構造の違いですね。 大地に打ち込まれた杭のように、ただ一人独立しないとなりません。...

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門と拳について

 日本ではよく、何々の流派と某の流派、どちらが強いかというような話が出がちです。 しかし私はこれまでの経験から、これは中国武術においてはあまり意味がない視点だと思うようになってきました。 というのも、中国武術では流派を越えて◯◯拳という拳法が伝わっているからです。 流派というのを中国では門派、あるいは門といいますが、この門を越えて共通の拳法が伝わっている。...

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鉄線勁と膜の勁

 このところ大きな丹田発勁について書いていますが、これは昔、蔡李佛の勁の段階に関する中で聴いていたことでした。 蔡李佛は本来、初めは重勁という勁を会得する段階から始めます。 これは放鬆のことであると思われるのですが、次の段階では鉄線勁と言われる物を入れます。 ま、私は手っ取り早く生徒さんにはこの鉄線勁の段階からお伝えしていますが。...

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ギャンブル依存症が話題になっている

 以前何度かギャンブル依存症という物に触れてきました。 最近は大物スポーツ選手の周辺でこの話題が取り上げられることがよく目につきますね。 その影響で、ある芸能人の方がメディアの方から取材を受けたそうです。 この方は依存症で人生に躓いた過去があり、その後、陰謀論で洗脳されかかったところを周囲の助言で立ち直ったという経歴の方なので、左用な話題に一家言ありと見れられたためでしょう。...

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鍉鍼という逸品

 先日、てい鍼という道具を購入いたしました。 これは古代九鍼と呼ばれる、東洋医学において考古学的に伝えられている道具の一つです。 鍼とは言っても刺さない物で、ツボを点穴して使用します。 その使い方は、いわゆるツボ押し棒のようにぐりぐりと圧をかけて利かすのではなく、さっと触れて払ったり、ちょいちょいと流すように摩擦するような物で、以前目にすることがあった老師の不思議な点穴法そのものでした。...

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考えさせられる問題

 こういうお話がまた出てきました(下リンク)。 かねてから書いているように、この国の異様ないびつさ、社会気風の醜さが原因となって、沢山の人が生きづらくなっていることがこの背景にはあると思っています。 私が行っており、また指導をしている中国武術は元が仏教の修行であり、その場合の仏教とは信仰化する以前の、解脱思想と言われる思想の一つとなります。...

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久しぶりの練習にあたって

 さて、先日とうとう今年最初の対面練習会を再開いたしました。 パンデミック以降、基本的に自粛していましたので、実に久しぶりのこととなりました。 前にやったのは、一時期新規感染者数が激減していたころで、生徒さんが言うにはちょうど昨年の今頃くらいだったとのことでした。 そういった飛び回がありながらも、トータルで言うと、もう四年? 五年? くらいは対面活動を休止しておりました。...

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電子の味

 最近、ちょっとおもしろい話を聴きました。 私には珍しく、IT機器に関するお話です。 というのも、あるモバイル型のPCが、使っていると口の中に奇妙な味を起こさせるというのです。 その機序について学者の先生も論を呈しているそうなのですが、80年代にパソコンをいじっていた世代の人にはこれは懐かしいトピックかもしれません。 というのも、当時のパソコンというのは、使っていると食べ物のにおいがしたからです。...

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ホントに立つこと

 先日の対面練習では、これまでよりも更に強力な立ち方を生徒さんたちにお伝えいたしました。 これをやると、生まれてからこんなにちゃんと立つなんて初めてってくらいちゃんと立てます。 立つことがちゃんとできるなら、あとは触るだけでも発勁になります。 逆に言うなら、ほとんどの人がちゃんと立てて無いから勁で打てないのですよ。...

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活動予定に関して

 少し前から対面活動を再開いたしましたが、現状以前までいただいていました年会費を設定しておりません。 いつまたCOVID19が新規感染者数を増して、休止となるか分からないためです。 現在、また感染者数が増加しており、11波の到来が推測されています。 そのため、今後の活動に関しましても、参加希望者数が一定あったのみ場合開催として、無用の人流の発生を避けたい次第です。...

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わかる者同士 

 対面練習を暫時再開したところで、週に2回は稽古をすることになりました。 多ければ最大4回にまでなる可能性があります。 先日の週末も両日練習をしたのですが、日曜日の方は師兄や私の好きな友達と一緒に老師のオンライン/レッスンを受けるという日でした。 レッスンが終わった後も三人でひとしきり復習をいたしました。 ときにこの友達が長らく八極拳をしてきた拳士で、台湾での修行歴もある正当な経験を積んだ人です。...

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球の勁進捗

 この1月に、伊藤聡先生の新刊が発表されました。 先生はいわば私の先人、オリジナルで、アジアの国を旅して現地の武術を研究されて来た方で、今回の本は古式ムエタイに関するものでした。 とはいえ内容は新しいものではなくて、以前雑誌で発表していた記事を書籍化したものです。...

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また、泰拳をやっています

 最近、同好会でも練習会でも、太拳をフィーチャーすることが続いています。 これはいわゆる、古式ムエタイの類です。 私の偉大な先人、伊藤武先生の「古式ムエタイ見聞録」によると、元々この武術のルーツは中国の雲南省にあったと言います。 そこに住んでいた泰族という少数民族の人達のうち、西側に移住していった人たちは後にサイアム、すなわちシャム、いまでいうタイ王国を拓きました。...

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スタッパーズ

 先日の練習会では、珍しくみんなでキャリステニクスをしました。 いわゆる合トレ状態です。 本来、伝統武術の練習会では各人それぞれがやっていることも段階も違うので、こと身体づくりの面で同じことをすることは意味がないのですが、この時はあるメニューを伝えたくて特別に行ったのです。 そのメニューとは、元海兵隊のマーク・ローレン教官が言うところの、スタッパーズという物です。 これを総合メニューで行いました。...

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カンフー地力養成法

 最近、よく太拳の練習をしてみます。 振り返ってみれば、COVID19で対面活動を制限する直前に公開をしていたのがこれだったので、その続きに戻ってきたという感じもします。 この拳は、以前から書いているように蔡李佛伝の古式ムエタイです。 ですので練習をしていると、なんだか格闘技を練習しているような感じなってきます。...

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陰陽師0の奇跡!

 私はね、平素学校に通ったり、本を読んだり映画を観たりラジオを聴いたりして学問を積んでいます。 反対にテレビはまず観ません。 そこで、新しい、現代事情の情報が入ってくるのはネットとラジオと映画の告知ということになります。 先日、映画館で「陰陽師0」という映画の告知を観てぶったまげました。 なんだこの安っぽい画面はと思いましたし、出てくる若手の俳優さんたちの顔もまったくペラペラにしか見えません。...

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 さて、最近、蔡李佛拳の中の套路、というかほとんど併伝武術のようになっている太拳をやっているのですが、この中にはムエタイお馴染みの、頭の処で両手を組み合わせて片膝を上げるというディフェンスがあります。 もちろん中国武術なので、動作一つに対して三つくらいの意味はある物なのですが、もっともシンプルな見方で言うなら、これはムエタイのブロックだと解釈が出来ます。...

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一つの筋

 私はいつも、抽象概念を理解できるかどうかということが極めて人の資質として重要だと思っているのですが、これは恐らくはコリン・ウィルソンの影響でしょう。 彼は人類の中でわずか4%しかその資質を持った人間は居ないと言っていましたが、果たして実際にはいかがなものでしょうか。...

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