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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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感染症について

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 先日まで東南アジアでウイルス採取のフィールド・ワークをしていた教授から、COVID19について教えていただきました。

 そもそも、インフルエンザのウィルスというのは、ヒト、トリ、ブタの三種類があります。

 最近はウシインフルというのも話題になっていて、次のパンデミックになりうると言われているのですが、まずはこの三つのお話をしましょう。

 ヒトのインフルエンザと言うのは、通常ヒト―ヒト感染で起きます。

 鳥インフルエンザが移るということはまずない。

 しかし、ブタにはヒトインフルエンザが感染します。

 更に不幸なことに、ブタは鳥インフルエンザにも感染してしまうのだそうです。

 私たちは、新型コロナでインフルエンザには新種株という物が存在してどんどんバージョンチェンジするのだということを知りました。

 そもがインフルエンザにはこういった型というものがあるがために、せっかく事前にワクチンを打ったのに、実際に後に流行った型のワクチンではなかったがために感染してしまう、ということがあるそうです。

 そして、このバージョンチェンジが起きるのは、得てしてブタの体内でが多いそうなのです。

 こうなると、人間にも感染するウィルスが発生します。

 この話を聴いた時に、私はレパント地方の砂漠宗教のことを思い出しました。

 聖書では、キリストが悪魔祓いを行ったときに、被害者の身体を離れた悪魔はブタの中に入り込みます。

 この悪魔の有名な台詞が「我が名はレギオン。一にして複数であるがために」という物です。

 一つにして、複数。まるで。

 同じ砂漠宗教のイスラム教では、ブタは不浄の生物なので食べてはいけないということになっています。

 ですのでブタを遠ざける。

 そもそもが、宗教における禁忌というのはその時代、その地域の衛生観念から生まれた物だとも言います。

 教授の話に戻りますと、COVID19ではまだ、そのバージョン・チェンジの元となっている生物がわかっていないのだというのですね。

 これまでも、コウモリやハクビシンなどの名前が挙がってきましたが、確証が得られておりません。

 もしそれがわかったなら、だいぶ対策が出来るようになるのだと言います。

 教授曰く、対策が出来ていないままなので、これからもっと悪いことになるだろうとのことです。

 私もそのようなことになりうると思っています。

 今年に入ってから、身の回りで同年代の人々が亡くなったり重病を発症したりといった件があいついでいます。

 COVID19に感染すると、後遺症として全身に筋肉の硬直が起きやすくなるとも言います。

 心筋梗塞や脳梗塞のリスクとなりえます。

 また、血栓も起きやすくなるそうです。

 どうか皆さんも、感染症対策には充分ご注意を。


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