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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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2024夏ボディ

 2023年の春、アブローラーで腹筋を作っていた中で「来年の夏までこれを続けていたら、一体どうなるか楽しみだ」と実験を開始しました。 しかし、11月に左の大胸筋を断裂しかけました……。 アブローラーは腹筋以外の部分に負担が強すぎる。他の高強度トレーニングと並行してやっていた結果がそれです。...

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内力と外力 東洋の身体操法と西洋スポーツ

 最近よくやる、コンビネーションの果てに相手を投げると言う練習なのですが、これ、意外に皆さん上手くできないことがままあります。 上手く行かない時には共通性があって、それを私は「ミシンが動かずミシン台が動いている」と表現します。 これはいわば、東洋武術と西洋体育の違いに通じる問題です。 西洋武術は外力によって成り立っていて、表面から観察できる力の延長で技を成立支えます。...

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筋トレ界について今一度

 こちらの動画が、面白いことを語っています。...

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本当に強い肉体とは

 こちらで話をしているのは、パーソナル・トレーナーのセクシー・フィットネスさんだ(チャンネル名)。個人名は、えぇと、確かユウジさんだったかゴウさんだったか。https://www.youtube.com/watch?v=EApPM8RlFiE&list=WL&index=3 この動画では、筋トレでの失敗談について紹介している。...

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重層的に識るということ

 現代武道や格闘技では、レギュレーションで技術をカテゴライズして分断することが常識化しています。 しかし、古い武術ではいくつもの種類の技術群がまとめて継承されていたりします。 それももちろん、ただのつぎはぎではなくて一本化された同じ技術のいくつもの面として。 中国武術でももちろんそうで、基本功から始まって拳術をやり、実際に戦う必要があるときには槍や刀を使います。...

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東側の技だ 1

 私の所で練習している武術は二つです。 一つは蔡李佛拳、もう一つはアルニスです。 蔡李佛拳のうちに、中華伝の古式ムエタイである太拳があり、アルニスは蔡李佛拳の影響を受けて成立したラプンティ・アルニス・デ・アバニコという流派です。 蔡李佛を練習している生徒さんは全部をやることになるのですが、アルニス班の生徒さんはアルニスだけをやることになります。...

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東側の技だ 2

 前回お話した、強い相手に安心して飛び込めるようになる、絶対に掛かる必殺技とは一体どのような物でしょうか。 それは、すくい投げと言う物です。 これは、他の格闘技での同じ名前の物ではありません。 かつて、ペレストロイカの少し後に、ソ連圏から日本に来ていた兵隊さん達に教わった技の通称です。 もし他の格闘技で近い技はというなら、恐らくはレスリングの片足タックルでしょう。...

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感染症について

 先日まで東南アジアでウイルス採取のフィールド・ワークをしていた教授から、COVID19について教えていただきました。 そもそも、インフルエンザのウィルスというのは、ヒト、トリ、ブタの三種類があります。 最近はウシインフルというのも話題になっていて、次のパンデミックになりうると言われているのですが、まずはこの三つのお話をしましょう。 ヒトのインフルエンザと言うのは、通常ヒト―ヒト感染で起きます。...

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神話学についてまた

 先日、かつての学友から珍しく連絡がありました。 ドロップアウトしてストリートで暮らしていた私とは違い、苦労をしながら国内においての一流企業に入社しました。 マスをコントロールして、実際に今はもうこの国の大衆を扇動している誰もが知っているあの会社なので、私とはある種の対立関係にあり、そのことはお互いに良く分かっているのですが、お互いを理解して敬している友人です。...

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社会とメンタルヘルスと神話学

 もう少し、ジョーゼフ・キャンベル先生の神話学について話させてください。 キャンベル神話学では、英雄神話の研究によって、全人類に普遍的な心理学的倫理や成長という概念が語られています。 これ、心理学なので、神話構造において是とされることに反する生き方をしていると、仮にどれだけ利便性が 高いとしても、ストレスが貯まるし精神病になる、ということが含まれています。...

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身体と生き方

 人間の細胞と言うのは、脳や心筋のように新陳代謝をしない物と言うのも存在します。 しかし、ほとんどの細胞は頻繁に入れ替わっています。 長い物では骨などは五か月くらい持ちます。一般には、半年くらいで全身の細胞は入れ替わると言われることがあります。 筋肉の新陳代謝となるともっと早い。 その数か月の間に、どのような生き方をしていたかということが土台になって、それに適応した肉体になります。...

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おそるべきインド映画

 先日、習慣にしている映画館通いをしたところ、ものすごい映画に遭遇しました。 あまりに凄さに腰が抜けてしまってもう元に戻らないんじゃないかと思うほどでした。 その映画のタイトルは、サラールと言います。 インド映画です。 インド映画といえばもう、RRRがひたすらすごい作品でした。 近年のインド映画ではバーフバリも劇場で観ましたし、囚人ディリなんてのも観ました。...

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英雄と大なる物 1

 先日、非常に聡明な友人と話していたときのこと、彼が蒼天航路を話題に出しました。 曰く、これは英雄と言うものを描いているという趣旨で、彼が言う英雄というのはつまり、私情ではなく公共性、正しさに則って動いている者ということでした。 確かに、これは天の法則に則って世を差配する英雄のことを描いた物語です。 というか、まぁ中国の政治感を描いた「小説」というのはそういう物を指します。...

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英雄と大なる物 2

 前回は中国における思想と政治を一体化した文学ジャンル「小説」としての蒼天航路の入口についてお話しました。 蒼天が天命だという見立てをしたとき、そこから生まれた紅天である漢王朝が滅びると、そこから混沌の争奪戦が始まります。 これが、天下三分の計という混沌の三国時代ですね。 つまり、蒼天航路というタイトルは天命の行方、という意味だと読むことが可能です。...

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英雄と大なる物 3

 私の友人が、人間の勝手な情のような物など介さない曹操を英雄と表現したのは実に面白いお話です。 というのも、ジョーゼフ・キャンベル教授の神話学と重なるためです。 最初に断って起きますが、神話学というのは心理学の一分野です。 人間の深層心理には共通の普遍的な価値観や世界観、成長観という物があり、それらは神話の形になって世界中で語られている、という学問です。...

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英雄と大なる物 4

 前回は女神信仰についてお話しました。 英雄とは、この女神、世界に宿る生と死の力を代行者として差配する存在です。 自分の感情などは関係ない。自然界におけるサークル・オブ・ライフの一部となって、死すべきものは殺し、生べき者は生かす。 キャンベル教授は、イニシエーションによって英雄が獲得するものは「客観性」だと言います。 無私の客観性によって生死を知覚し、差配するのです。...

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腕立て伏せの確変

 先日、たまたまYOUTUBEでお勧めに流れてきた筋トレ関係の動画で、某オカルト系ボディ・ビルダー先生が、筋肉芸人の人の身体を評価するという動画が流れてきました。 この芸人さん、腕立て伏せしかしないという人なんですね。 以前から私が言っていた、世の中には腕立てだけで全身が鍛えられる人が居るというタイプの典型です。...

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勁力の柱

 先日、生前は祖父母と叔母が住んでいた部屋に移住しました。 空調もあるし、スペースもあるので、猛暑下でも結構快適に運動が出来てしまいます。 もはやMY武館、MYトレーニング・スペースで、こうして事務仕事をしていたり、書見をしていたりするところからやおら筋トレが可能ですし、不意に練拳も可能です。私の人生に大切な物が殆どそろっている。 しかし、実際には蔡李佛拳はやりにくい。...

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怪獣武術

 前回も書きましたが、室内でよく南派武術をしています。 移動をしながら五祖拳をしていると、なんだか空手をしているような気になる時があります。 元々そちらから始めたし、成人してからも打撃の研究のためにやったりしていたので、似た動作をしていると思い出す。のですが、決して動きは真似をしません。 空手はやっぱり、西洋体育的なただのパンチでやっていますので、まったく中身が使えていないからです。...

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フランス革命と神殺し

 私は当然五輪などと言う物は観ませんが、パリ五輪の開会式が凄かったという話を聴いて、動画を確認してみました。 確かに面白い。個性的です。 馬に乗ったジャンヌ・ダルクが水面を走ってフランスに帰ってきて、切断された首を抱えた女性達(マリー・アントワネットだとされている)が唄い、最後にはその建物の窓から血しぶきが噴き出す。...

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