マーク・ローレン先生のトレーニングマニュアルに、EMOMと言うトレーニング法が載っていました。
これは種目そのものではなくて、種目をどのように行うかというものです。
具体的には、1分を1セットの基準として、その間の中で既定の回数の種目を行います。
早く終われば、1分の間の残り時間が長くなります。
その時間はインターバル。
次の1分が始まったら、また種目を始める、という物です。
このやり方で行っている動画を見つけたので、合わせて一緒にやってみました。
最初、試しに動画の彼と同じ1セット20回でやってみたのですが、これは5セットまでしか出来ませんでした。
失敗の原因は、いままでやってきたのと同じ効かすフル・ストロークのプッシュ・アップでやっていたからです。
これでやると1セットにかかる時間が1分近くになってしまい、実質インターバルが全く取れない。
つまり、やはりこれはハイ・ヴォリュームの生化学系トレーニングですから、バウンシー・プッシュアップを使って迅速にお降べきメニューだったのです。
そこで1セットを10回に半減させて再挑戦。
これならフル・ストロークでもインターバルが取れます。
結果、10セットを無事こなせました。
朝食前にトータル200回のプッシュアップをしてから外に出たのですが、生化学系トレーニングのホルモン分泌効果が表れているのか、非常に気分が良いし疲れない!
帰宅後、改めてこのメニューで10回×20セットを行いました。
これで一日トータル400回のプッシュ・アップをこなしたことになります。
前回の高強度プッシュアップの日は300回までやっており、この夏の私の目標は500まで行うことでした。
そうすることで生化学効果がもう一段階確変して、ホメオスタシスのレベルが上がるかどうかという実験をしていたのです。
以前にも書いたように、これは過去にあって来たマッチョな人達の話の検証です。
格闘技の世界には、他で中々観ないような超人にまま出会います。
それらの人々は、実はまともなトレーニングをしていないことが多い。
本当に、ボディ・ビルダーは爆笑し、パーソナル・トレーナーが頭を抱えるようなフォームとメニューで行っています。
彼等に共通するのが、ハイ・ヴォリュームなのですね。
それもノー・ウェイトでのハイ・ヴォリューム。
となると答えは二つで、遺伝子とホルモン分泌です。
特に後者に関しては、医学的な検証をして判明したという経験も個人的にはあります。
そこで、生化学トレーニング的なホルモン分泌による効果を私は現在実験しているという次第です。
というわけで、彼らから聴いた話を参考に、一日500回のプッシュ・アップを目標としていた訳です。
なので、さらにプッシュを100追加。これで私も500に達しました。
これを日常的に行うことで、私も彼等のように自然に逞しく成長するでしょうか。
おっと! とはいえ頻度には注意が必要です。
というのもホルモンの神経物質分泌には易疲労性の法則と言う物があります。
あまり頻繁に高強度、ハイ・ヴォリュームでこれを繰り返していると、神経線維が疲労してしまうのです。
ですのでこのレベルでのメニューを行うのは週に一回程度にしておくのがよいようです。
しかも私の場合は高強度でも行っているので、純粋にその負担についても別途検討した方がよい。
いまのところ、起こしがちな上腕二頭筋長頭腱炎はそれほど強く感じていません。
このペースを維持しながら、定期的に行って様子をみてゆこうと思います。