I MET THE GRAND MASTER
本日は日曜日、ケゾン・セルケルでのグループ・レッスンの日です。
今回は前とは違って、グランド・マスタルのGMペピートが来ると言う日でした。アメリカのマーシャル・アーツ・マガジン、ブラック・ベルトに取材を受けたこともあるという人だそうです。
初めてお会いしたGMペピートは、がっしりした身体に坊主頭、そして迷彩服という軍人さんでした。現職のフィリピン・アーミーに所属している方だそうです。
いかにも上官が部下に接するような口調で「どんなマーシャル・アーツが出来る?」「カンフー? どんな種類のだ? タイチか?」「どのくらいやってる?」「ランクは いくつだ?」などと質問を受けました。
一つ一つ質問に答えてゆきます。
どうやら、マスタル・レピーが事前に話していてくれたようで、何か私の面接をしているようでした。
「必ず練習をしろ。しないのは良くない。分かったか?」「NO MEMBER NO TRAININGだ」など、彼の「MY POLISY」の薫陶を受けながら、書類を渡されます。
それに名前や連絡先、ニックネームなどを書いてゆきます。
そこにあるデータを基に、メンバーズ・カードを作るのだそうです。
一度メンバーになれば終生会員で、一度日本に帰ってからまた来ても、ずっと日本にいてもメンバーだ、と言います。
周りにいたグループのみんなが「これで俺たちは本当にBROだな」と親指を立てて笑いかけてきたり、親指を立てたりして迎え入れてくれました。
また、その後に驚くべきことが。
ペピート上官、いやGMペピートが「明日からマンツーマンのトレーニングを行う。その後、帰ってから指導を行ってよい」と言われました。
なんと! どうやらマスタル・ラピーが、私が日本で十年以上エスクリマをしていて、動きを見るに十分に大丈夫だから、きちんとカリキュラムを覚えればイケると説明していてくれたようなのです。
なので「次にメンバーズ・カードとマスター・ライセンス・カードの二枚を持ってくる」とのことでした。
これまで、フィリピン移民の不良少年たちがやっているようなスタイルのエスクリマをルードボーイ・スタイルとして長らく行ってきましたが、「フィリピンに行って正式なアルニス・マスターになりたい」という希望がいきなり現実に見えてきました。
これからは日本ではおそらく唯一? の、ラプンティ・アルニス・デ・アバニコのシステムを学んだ、アルニス・マスターとなる予定です。
その際には我々サウス・マーシャル・アーツ・クラブは、南派拳法とその影響を強く受けたラプンティ・アルニスを公式に学べる唯一のクラブになります。
会の名前にこめた、南の方の武術をやるクラブなんだよ、というのがより明確になってまいりました。