本日はアルニス・サンデーでした。
古武術の方とヌンチャク・チャンピオンが来てくれました。
それぞれ基本のベルシック1からパウァ・ストライクに入りました。
チャンピョンはさすが前回しっかりもちかえっただけあり、エスクリマ歴も長いだけあってパウァ・ストライクとその次のサヤウ、トライ・ダイレクションもばっちりでした。
なので軽く修正と注釈をそれぞれの手持ち動作に。
ここで、フェンシングとはどういう概念なのかという、剣術の根本にかかわる概念を例を出しながら説明して、意識して動作をしてもらいました。
順番を覚えてなんとなく振るうのではなく、きちんと意味を理解しながら体に入れてゆくことは大切です。
チャンピョンは次のサヤウ、トライアングラルに入ったのですが、これが非常に厄介な物です。どうみても中国武術という超奇妙な物。
その意味を解説しながら覚えてもらっていったのですが、その彼のメチャメチャかっこいいサヤウ姿を撮影している二十歳くらいの外国のお嬢さんを発見。
もともと山下公園で練習してるのはこういう人を捕まえるためです。
さっそく話しかけたところ、ドイツの旅行者だと判明。
可愛いお嬢さん、やっぱりチャンピオンに目が行ったんだなあ。そっかー。人目を引くムーヴなんだろうなあ。
サヤウの後は組んでの稽古、タピタピをまた基礎から。
最初はブロックも難しいところを、だんだんそれが出来るようになり、さらには段階を経て逆襲の必勝パターンにもってゆく訓練ができるメソッドが確立されているところがこれの素晴らしいところだと思います。
最終的にはフリーのタピタピという半ばスパーリング的な練習になるのですが、ここで身に入れているサヤウがそのまま使えます。
一生懸命覚えた苦労がそのまま活用できている様を見られるのはやはり感動的です。
武器を使うと、どうしても武器に拘束されてしまうのですが、その分、武器を持っての自由を確立するとそれがぶれにくくなるかもしれません。
行ける方向が限定されているので、しっかり練習していればまよわずその良い状態の中に行けます。
それぞれに良いところが出ていて、素晴らしい練習となりました。
サヤウが進むと応用技法や手持ちの必殺技が増えてゆくので、タピタピでしっかり使ってゆけます。
型通りの動きがフリーで使えるところは、このアルニスの魅力のように感じます。
次回のアルニス・サンデーは26日の日曜日、朝10時からまた山下公園で行います。
お気軽にご参加ください。