昨日の靠のお話にある、鉄球が転がってどんどん敵を踏みつぶしてゆくという戦い方の思想は、私が師父から学んで蔡李佛拳という拳法の印象がまったく変わった重要なことでした。
そのようなことを、中国語で滾というそうです。意味は「ゴロゴロと転がる」だそうです。
とくにこれを技法としてよく学べたのは、兵器をやる折でした。
ただ武器を手に持った道具として振り回すのではなくて、刀などを自分の身体にまとい、そのまま渾身でぶつかってゆくという動きが多様されています。
学習の段階としては、まず遠くから初めて近くの用法を学ぶという順番になっているのですが、一定まで全体が見えてくると、実はすべては内側から始まり、同じことを遠くでもしているだけだということがわかってきます。