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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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西洋のマッチョと東洋のマッチョ

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 こないだの関内のWSから、左の上腕に鈍い痛みが出始めました。

 怪我では無くて、筋肉の疲労関係なのでしょうけど、勁での疲労らしくいまいちどこが具体的に痛いとかがつかみづらい。

 困った物だと思いながら、火曜日がやってきました。

 私がジムに行く日になりました。

 ここのところ挑んでいる、GVT、ジャーマン・ヴォリューム・トレーニングが面白いので休みたくない。

 GVTとは、マックス荷重の60%、私で言うなら105キロのベンチプレス10ストロークを90秒のインターバルで10回行うということです。

 前回、7セットと8回までは行っていたので順調に行けば8セット目に入れるかという所でしたが、上腕の疲労があるのでまぁ更新も出来ないくらいでもおかしくないと言った状況でした。

 だったら休んで回復してから成功を目指せばよいという考えがあるのですが、でも、全力を出して行けるところまで行って、まったく上げられなくなるという体験をすることがこのミッションの目的だったりします。

 限界に直面するという体験を日常に得ることが、身体で世界を感じたいという私の欲求にかなったところがあります。

 結果、失敗したならしたで良い。

 その敗北と失敗によって確実に自分の存在は強くなるのですから。

 そんなことを思い、体力の限界に直面して視界に迫ってくる100キロを超えた鉄の重りに押しつぶされて敗北する経験をしようとベンチ台に寝そべりました。

 結果、なんやかんやで10セットを終わらせることに初めて成功しました。

 腕の痛みは影響もしないし、その後に悪化もしませんでした。

 やはりベンチプレスにあまり腕を使っていなかったということなのでしょう。

 勁を使って行っているため、やってもやってもちっとも西洋的なマッチョにはなりません。

 ずんぐりむっくりの魚雷体型。

 ウェイト・ベルトもプロテクターも着けなくても、腰も手首も傷めません。

 武術家として拙力に流れず勁を最大のよりどころにするという在り方は鍛えられているようですが、どうも夏に向けてかっこいい身体になりたいと言う目標は達成できていません。

 まぁ、これは仕方ないのかなあ。

 次は別の種目でやってみよう。面白いから。


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