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おてもちゃんの身体

 先日踊り場で、久しぶりにおてもちゃんて子と会いました。

 あれは、二年前か、三年前のちょうど今頃。

 現場で踊ってる私にコンビニチョコのヴァレンタイン・プレゼントをくれた。

 そして私を彼女がリーダーとなったパフォーマンス・チームのメンバーにスカウト、というのがそもそものなれそめです。

 それ以来、ちょいちょい踊り場で良く出会っては話をしています。

 だいたい、彼女がいまどんなダンサー活動をしているか、というのがその話題の中心です。

 いろんな先生のパフォーマンス・チームに入り、そこで新たな修行をする彼女のお話を聞くのはとても楽しい。

 大抵のときは最初に巡り合ったときは、彼女はふにゃーっと猫みたいに口を開けて笑顔を見せてくれて、話している間も猫のように私にもたれかかってる(周りの音が大きいためそうしないと話が聴こえない)。

 彼女の身体はダンスと同じく、とても柔らかくてやっぱり猫みたいな感じがします。

 そんな彼女、ダンスの話をしだすと突然きびきびする。

 ゼンマイをいっぱまで巻きなおしたかのようにがぜんダンスに関する疑問や悩みなどを猛烈な勢いで話してくれる。うん、THE女の子。夢中になってる女性は非常に魅力的ですね。

 いまの彼女の課題は、筋トレだというのですね。

 動きが柔らかいから、もう先生から柔らかくする練習はいいから身体を作り直しなさいととにかくやらされているそうです。

 彼女はもともと柔らかいそうで、その先天的な才能のために、かえってどんなムーヴでも柔らかさで出来てしまって、体内の軸が出来てこなかったのだ、とのこと。

 そういう人ってバレリーナなんかにけっこういるようなのです。

 このタイプの人は軟組織がもともと柔らかい体質なのでしょうね。そのために亜脱臼癖がある人が多いようで、股関節脱臼症などに悩む人もいるそうです。

 私のように、上半身は軟らかくて脱臼しやすく下半身は硬いと言う両者の悪いところをハイブリッドした異常体質からすると股関節が柔らかいのはうらやましいのですが、それだけでもやはり問題があるということなのですね。

 こういう人は、内功で体内の圧を操作したり、鉄線功で体内に経絡をつなぐ軸を作ると柔らかさと靭さを兼ね備えた良いバランスになると思われます。


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