2019年2月9日、とうとうタイ王国の地に至りました。
現在は10日未明。
日本時間で言うと八時なのですが、時差が二時間でこちらの時間では六時前後です。
まだ星が見えていて払暁の気配は無く、真夜中のままの気配を引きずっていて人々が動き出す音はまったく聴こえてきません。
住宅地の中にある学校の寮にいるのですが、周囲のおうちの窓は暗いままです。
この、タイでも北部の国境近いチェンマイというのは人の性質が大変に好いそうで、空港から案内してくれた方のお話を聞くとそれを誇りにしているとのこと。
見れば、あちこちに停めてあるスクーターもノーガードでヘルメットが起きっぱなしになっている。携帯を忘れても、大抵は無事帰ってくるという大変に人気の良いところであるそうです。
優しいことを誇りにする地域性とは、なんと素晴らしいことでしょう。
これを教えてくれた現地の方、KKさんにお話を聞いたのですが、今回お世話になっているスクールの校長先生、やはり師公と親しいそうで、どうやら会おうと思えば会える環境のようです!!
うちの先生方みんな、香港だったりNYだったりカナダだったり、世界のあちこちに点在されていて現在地が分からない方が多いのですが、こちらにいらっしゃるそうで!
もともと、私はホントにただ、師父からやれと言われたことをただ淡々とやってきただけなので周辺情報を全く知らない。
それが少しづつ積んで来た見識を基に同系の内功や仏教のことを調べてきたら、ルーツの仏教体育にたどり着いた。
それを学ぼうと手続きを始めて、現地に到着してから、偶然そこの指導者の方が師公とお友達だと判明する。
正しく道を上ってこれたからこそここまで来たのだと言う気がします。
なんでもネットで調べて知った気になれる世の中ですが、私は長い時間をかけて自分の身体でここまでこれた。
これは自分の人生としては上々のことであると思っています。