このところですね、新譜の販促で森口博子さんが沢山ラジオに出てらっしゃいます。
この方、私たちの世代はバラエティの人という印象だったのですが、今はガンダムのカバーソングで活躍をされて居るようですね。
業界での評価が高いらしく、なにがしか企画の賞を獲っているようでした。
ガンダムと言えば私は最初のガンダムくらいしか分からなくて、それの再放送の世代、典型的なガンプラ・ブームの世代でした。
続編のテレビシリーズはいまいち私の理解を越えており、画質もまったく変わっていて、造形もすごくSF色が強くなっていたためについて行けませんでした。
十代の頃に友人に誘われて観た映画版の「逆襲のシャア」も最後には攻撃をしていた敵が突然ヒューマニズムに目覚めて攻撃を辞めてくれることになるという訳の分からないお話で、非常に首を傾げるという程度の理解しか出来ませんでした。
しかし、この度、ラジオで流れてきた森口さんのカバー・ヴァージョンで主題曲を聴いた時にちょっと意味が分かった気がしました。
この映画の曲は、当時人気だったTMネットワークさんの楽曲で、作詞は小室みつ子さんです。
彼らの曲は中学生時代に大変好きだったので、みつ子、哲也二人の小室コンビニ関しては一定敬意を抱いていたのですが、今回初めてその実力が本当に分かってきたような気がしました。
「逆襲のシャア」のテーマ曲「BEYOND THE TIME」は、これおそらく監督からテーマを説明されての当て書きなんじゃないかと思うんですよね。
元々TMの二文字は多摩、ないしタイム・マシンに由来しているというくらいSF好きの人たちのユニットです。これはガンダムの持つ、リアル風ロボットアニメという側面だけでは無くて、SFというテーマにぴったち合致したものなのではないかと感じました。
どのようなところがすごいと感じたのか、長くなってきたので次回にお話ししましょう
つづく